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謎の鮮魚、「金山」から販売戦略を考える

自炊が中心の生活を送っているため、地元のスーパーによく行きます。

魚市も近隣にあり、魚が名産の土地柄でもあるため、時には刺身でも食べたいところ。

アジ、ハマチ、ちょっと豪華にタイやヒラメ。

美味しそうな魚を見て回るのは楽しいのですが、気になることが一点。

「金山」と値札の貼られたパックが大量に並んでいます。

金山?聞いたことないぞ?

謎の魚、「金山」

居住歴の長い同居人に聞いても、「知らない」との回答。

分かるのは、100g99円で売られているという価格と、切り身の向きが普通の魚と逆(内部を表にしておいてある)くらい。

見た目は青魚の系統か?

ここから推察するには限界があるのでさすがに調べてみました。

金山の正体

読み方は「かなやま」…あまり追加情報にはならない。

yahoo知恵袋に合った情報が以下。

「かなやま」と「マンビキ」・・・シイラ(スズキ目シイラ科)です。

~~中略~~

しいらは、別名(猫またぎ)の名前があります。
猫も食べずまたいで行ってしまうまずい魚と。でも味付け次第でおいしいです

 …猫も食わないのか。

猫も食わないものが大量に鮮魚コーナーに並ぶのか。

誰が食うのか?

なぜ「マズい」魚が大量に入荷されるのか

ここからは推察になります。

課題:日持ちのしない魚を大量に入荷して、採算がとれるのか

単純化して考えると、

費用:金山そのものの原価、パック費用、人件費(仕入れ、販売)、場所代

収入:金山の売上

 収入に関しては、大きくなさそうです。

単価はタイの2割以下。

たくさん並んでいるとはいえ、いまだに手に取る人は見えておらず、薄利多売は考えづらい。

費用はどうか?

パック、人件費、場所は他の魚と共通。

そうすると原価が異様に安いのでは?

見えてきた仮説

金山は、タダ同然である

この発想は、近くに魚市があることからも導かれます。

一般の魚や高級魚であれば、競りで値がつくことになるでしょうが、

名もなき魚であればどうでしょうか。

処分するにもお金が要ります。

猫にやろうにも食べません。

(本当かどうかは試していないし、試す気もありませんが)

では、定期的に無料で引き取ってくれるところがあればどうでしょう?

魚市にとっては優良な顧客ではないでしょうか。

この図式です。

魚市⇒(無料)⇒スーパー⇒(100g99円)⇒消費者

元手がかからない商売って魅力的ですよね。

「マズい」魚は本当に消費されているのか

上記のことを考えると、廃棄はロスでない、かつ売れたら儲けもの、とも言えます。

買ってもらう必要がないのです。

仕入れ値のかかる商品と違って、少しでも割り引いて売るという発想もいらないです。

先ほどは捨てるにもお金がかかる、と書きましたが、何パックか売れたらその費用くらいはペイできるのではないでしょうか。

また、副次的な効果として売り場に「魚」として並べることで枯れ木も山の賑わいのように華やかになるという効果もあります。

そして結果的にその他一般の魚の廃棄ロスを防げます。

日常から販売を考える

訪れたスーパーの一幕から、ちょっとだけ販売戦略の裏側を考えてみました。

実は隠れた人気魚だった

家の猫のエサにしている

カマボコにしたり、加工すると味が激変して美味しくなる

そもそもそんなの考えてない

 そんな可能性もあります。

ただ、自分がスーパーの経営者だったらどのポジションをとるかなーと、ちょっとした妄想をするのは楽しいものです。

金山を買う日は訪れないと思いますが。

 

それでは。