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マーケティングに興味をもつために読むべき5冊

「マーケティング」という言葉は広義なもので、リサーチから商品開発、セールスプロモーションまで含まれます。

それぞれに専門性があるので、物足りないと思う方もいらっしゃるかもしれませんので…

この記事のターゲットは、マーケター「未満」の方。

「これからマーケティングに関わりたい」

「マーケティングってなんか横文字でかっこいいから興味ある!」

というような方です。 

これがマーケティングに進んでいくきっかけになれば嬉しいですね!

 

マーケティングとは何か?

最高の経営学者との呼び声も高いP.F.ドラッカーの言葉を借りると、

「マーケティングの役割とは、余計なセールスを不要とすること」です。

あなたの会社でも、こんなことは起きていませんか?

マネージャー:今月の目標、全然届かないじゃないか。どうした?

営業担当者:そうはいっても、こんな使いにくいシステム売れませんよ。

      起動には10分もかかるし、独自システムだからエクセルで

      加工するようなデータ出力もできないし、それに…

マネージャー:そんなことは聞いてない!

       いいから足を使って訪問しろ!電話アポをとれ!

       土下座してでも売ってくるんだよ!

(訪問時)

顧客:そんなこと言ったってなぁ、

   いま使ってるのより不便になるんじゃ買う意味もないよ…

営業担当者:そこをなんとかお願いします!

      費用に関しては勉強させていただきますから!!

※フィクションです

 極端な例ですが、営業担当者が顧客に必要のないものをセールスしています。

このパターンだと、売れるわけがない…と思うでしょう。

(このセールスが強い会社が、実力のある会社と目されることもありますが)

 

改めて読み返してみましょう。

「マーケティングの役割とは、余計なセールスを不要とすること」

つまりは、営業担当者が苦労しなくても顧客のほうから欲しい!と寄ってくるようにすることです。

顧客:どうも社員の作業効率が悪いみたいなんだよ。

   残業するなと言ってるのに仕事が終わらない、と。 

   その割に大した分析も出てこないんだよなぁ、困っちゃうよ。  

営業担当者:それは大変ですね…

      作業効率が悪いということですが、

      システムの起動にどれくらい時間がかかっていますか?

顧客:私は使わないからな、、、なに、10分もかかっている⁉

営業担当者:弊社のシステムだと起動は3秒です。

      約10分の短縮ですが、使う人数と頻度によっては

      かなり効率化が図れるのではないでしょうか?

※フィクションです   

今回、営業担当者は頼み込んだりという無茶な売り込みはしていませんよね。

ですが、この顧客はシステムを買いそうだと思えませんか?

企業活動におけるマーケティングの必要性

物が足りない、作れば売れる…そんな時代は終わりました。

不足している時代は、買えるものの性能に不満があっても、買えるだけでもありがたい。

つまりは、売り手の交渉力が強い状態です。

時代でいうと、ヘンリーフォードが自動車(T型フォード)を量産したり、

松下幸之助が水道哲学に基づいて万人に安価な製品が行きわたるようにした頃ですね。

 しかし、現在は物があふれています。

その場合は、買い手の交渉力が強く、立場が変化します。

企業(売り手)は、この変化を捉え、顧客(買い手)が欲しいもの、必要なものを読み解き、それを提供することが必要になります。 

マーケティングがもっと好きになる本

マーケティングの役割と必要性を述べてきましたが、ここで具体的な本を紹介します。

理論ではなく、高揚感を得られる本から順に並べているので、順番に読んでいただくことを推奨します。

  1. こころを動かすマーケティング
    現資生堂社長、元はコカ・コーラの日本支社長を務めた魚谷さんの著書。
    最初に入社した会社での営業から、外資系企業のマーケター、日本支社長としての生活、そしてアドバイザーとしてドコモで仕事をされたころまでの話です。
    かなりダイナミックな話もあり、心が躍ります。
     
    こころを動かすマーケティング

    こころを動かすマーケティング

     

      

  2. ハーバードで学び、私が実践したビジネスプラン
    ネット生保という新しい価値を提案した、ライフネット生命の社長である岩瀬さんの著書。
    新しい価値を生み出すまでの猛烈な努力です。
    本の中に言葉としてのマーケティングはでてきませんが、考え方はマーケティングそのものです。
     
    ハーバードで学び、私が実践したビジネスプラン (PHPビジネス新書)

    ハーバードで学び、私が実践したビジネスプラン (PHPビジネス新書)

     

      

  3. 新しい市場のつくり方
    毛色が変わって、経営学者である三宅さんの著書。
    経営学者ときくと、とっつきにくそうな印象もあるかもしれませんが、帯には「余談の多い経営学」とあるように、軽妙な語り口です。
    講演会も聴講したことがあるのですが、本と同様な印象でした。
    私にとってのバイブルでもあります。
    新しい市場のつくりかた

    新しい市場のつくりかた

     
    新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学

    新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学

     

     

  4. ストーリーとしての競争戦略
    同様に経営学者の楠さんの著書。
    こちらは固めの内容なので少し気合を入れて読みましょう。
    現代の優れた経営を「後から」眺めたときに何が起こっていたかを分析してあります。
    「優れた戦略にはストーリーがある」の一言に尽きますが、一読する価値のある本です。

     

    ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

    ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

     
    ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)

    ストーリーとしての競争戦略 (Hitotsubashi Business Review Books)

     

     

  5. マーケティング戦略策定シナリオ
    実務に思い切り寄せます。
    理論を一通り理解して、プロセスを身につけましょう。

     

    マーケティング戦略策定シナリオ―コンセプトは「市場志向」「統合志向」「利益志向」 (かんきビジネス道場)

    マーケティング戦略策定シナリオ―コンセプトは「市場志向」「統合志向」「利益志向」 (かんきビジネス道場)

     

     

どんなマーケターになりたい?

マーケティングに興味は湧いたでしょうか。

ここで考えてみていただきたいのは、「どんなマーケターになりたいのか」ということです。

・世の中の人が何に不満をもっているのかを考える、リサーチ/市場調査

・受け入れられる商品を企画する、商品開発

・どのようなコミュニケーションをすれば伝わるか考える、プロモーション 

・一貫したブランド価値をコントロールする、ブランドマネジメント

・新領域として、WEBだけでコミュニケーションをとるデジタルマーケティング

etc…

 どれも、買い手の立場になって考えるというのが根底にあります。

会社員の方であれば、「マーケティング」と名のつく組織にいなくても、必要とされるマーケティングの要素は存在します。

「マーケティングの役割とは、余計なセールスを不要とすること」

これを体現できるような方が1人でも増えるといいな、と思います。

この記事を読んだあなたが、そんな1人になりますよう。

 

それでは。