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住基ネットを活用すれば、もっと世の中が便利になるかもしれない

国民総背番号制であるとか、プライバシーをなくすとか、負の側面ばかりを取り上げられて骨抜きにされてきた感のある住基ネットの議論。

正式名称は「住民基本台帳ネットワーク」として、日本国民としての行いを国が一括管理するというものです。

「なんとなく」の気持ち悪さが先行しますが、まじめに考えると大いにメリットもあるのではないかと考えられます。

何のために必要なのか-そもそも論

必要性を、国家(監視する側)と国民(監視される側)という2つの側面から考えてみます。

■国家のメリット-手間をかけずに一元管理できる

国家として国民を管理するシチュエーションは多くありますが、多くは1つの目的に向かっています。

国民の三大義務を果たさせることです。

ちなみに、三大義務とは「勤労、納税、子供の教育」のことです。

順序はバラバラになりますが、きちんと教育を受けた国民が勤労し、納税をすることで国家を運営する基礎とする、と考えてください。

つまり、国家を運営するためには納税があってようやく成り立つということ。

納税を管理することが、国家として最低限必要なことになります。

 

それでは、納税を管理するには何が必要でしょうか。

「誰が」「どこに住んでいて」「何をしていて」「いくらの収入を得ているか」

これを把握する必要があります。

特に、収入に関しては複数のところから得ることもありますし、自治体ごとに分配するためには住んでいる場所も知らなければいけません。

会社(法人)に税を課すためには、何をしているか(どこの会社に所属しているか)も必要な情報になります。

 

複数の情報がバラバラにあるー紙の台帳で管理をしていると、人間のことであるからにはどうしても抜け漏れが発生します。

これを解決する手段として住基ネット-デジタルでの一元管理が挙げられます。

■国民のメリット-手続きが楽になる

管理する側にメリットがあるのはいいとして、管理「される」側はどうでしょうか。

誰だってコントロールされることにいい気はしません。

しかし、考えてみてください。

結局、紙ベースの管理をしている現在であっても、諸手続きは必要なものです。

誰が:戸籍の登録

どこに住んでいて:転出入届、免許証

どこで働いていて:社会保険

いくらの収入を得ているか:確定申告

単純化しただけでも、これらの手続きをしています。

変更となればなおのことですが、一つ一つ実施をしていかなければなりません。

どうせやるべきことであれば、簡易化に協力するのが賢い選択ではないでしょうか。

どのように変わるのか-手続きがラクチン!

私は仕事の関係上、引っ越しが多く、半年で2回引っ越しをしたこともあります。

その時に感じたのは、同じような手続きを各所でやる必要があること。

単純に言うと、住所の変更だけなのですが、国への届け出に関してはそれぞれ役所に足を運ぶ必要がありました。

公:転出、転入、免許証、保険証(仕事も変わったので)…

民:銀行、電気、水道、ガス、固定電話、携帯電話、クレジットカード…

どれも同じ作業(旧住所⇒新住所)であるのに、それぞれに変更をかけねばなりません。

もし住基ネット登録により、1つの手続きですべてが変わるとしたら、かなり時間資産を有用にできるのではないでしょうか。

何がボトルネックとなるのか-管理されたくない?

この場合にネックになるのは何でしょうか。

便利だとわかっていても、心情的に理解されない場合もあります。

脱税でもしていない限り、不利益を被ることはないはずなのですが、管理「されている」というのを改めて意識することに抵抗を感じるのだと考えられます。

その際に国がやるべきことは、以下の2点があるのではないでしょうか。

  1. メリットを訴求する
    引越しの度に各種変更するのは相当の手間です。
    時間が有限な我々は、もっと楽をすべきでしょう。
    住基ネットで一元管理することで、複数の手続き-何日がかりになるものが1回だけで完了します。
  2. 信頼感を得る
    民間の企業は、いくら大企業であっても自社の利益を考えなければいけない。
    情報管理は社会的に重要なことであり、国家が主導することで企業の利益のために悪用されることなく、便利さを国民に提供できる。

まとめ(提言)

  • 国民生活を便利にするサービスとして、住基ネットを展開すべき。
  • 先に「居住の実態が変わった」ことを国民が一元管理できるサービスを提供し、結果として国の管理を楽にしよう。
  •  民間の会社(銀行、インフラ等)を巻き込んで管理できるのは、国家の安心があってこそ。国家が主導しよう。

日本に住むことはよっぽどのことがない限り変わらないので、文句ばかり垂れ流さずよくなる方向に進んでいきたいものです。

…大元は引っ越しで感じた不便さからの、国に対する愚痴から発展した文章ではありますが。

ポジティブになるように、思考を深めていきます。

 

それでは。