目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

appleSIMの登場で、MVNOが日本に根付くのか?

iPadの発表と同時にappleSIMという、複数枚SIMの仮想切り替えが発表されましたね。

思った以上に雑誌(東洋経済とか)にも取り上げられており、「目玉」とも言われていますが、apple pay同様に日本ではスルーされています。

apple SIMとは何か?

そもそも「複数枚SIMの仮想切り替え」ってなんやねん、という話です。

■一言でいえば:

今まで物理的に取り出して入れ替えていたカードを、1枚をずっといれっぱなしでアプリで切り替えできるようになった

■もう一声:

複数の電話番号かつキャリアを、ボタン1つで切り替えうる

今まで、仮にSIMフリーの端末を使っていても、キャリアを変えたりほかの電話番号で利用したりしようとすれば、電源を落とし、SIMカードを取り出して入れ替え、再起動というプロセスが必要でした。

(例外として、ドコモには2in1っていう1台で2番号使えるサービスもありましたなぁ。。)

しかし、appleSIMを利用することで、取り出し・再起動というプロセスが不要になり、アプリのボタン一つで切り替えができるようになります。

…はたして、それによって何が便利になるのでしょうか。

appleSIMが日本以外で普及しうる要因:品質/価格差

日本の携帯電話は、良くも悪くも完全なる横並びです。

料金体系もほぼ同一、そしてエリアに関しても多少の差はあるものの、ある程度の山間部に行かないと如実な差は出てきません。

対して、先進国と言われるアメリカでさえキャリアによっては全くつながらない場合があります。

ソフトバンクが買収したスプリントも、決算発表をみているとエリアが悪いために積極的な販促活動を控えていた、と言っています。

また、極端な例ではありますが、インドではトップキャリアであっても地域によってつながるつながらないが分かれます。

そのため、各社のSIMを何枚も持って、つながるものに入れ替えながら使う(自宅ではA、会社ではB…など)といった使いわけをしているのです。

そういった用途に利用できる、Dual Simのスマホ(SIMが2枚入る)もあり、それを仮想化したものが今回のappleSIMと考えられるでしょう。

そういった地域も含めた、世界展開強化のための布石になるのではないでしょうか。

日本でappleSIMが普及しうるパターン:MVNO使い分け

日本では、SIMを複数使い分けるような状況には「まだ」至っていません。

しかし、近年普及しているMVNOのことを考えると、双方のために可能性はあるかと思われます。

・通話がついていないMVNOをメインでもち、通話はキャリアの最低料金で。

・エリアに不安があるときのMVNO2社切り替え

・仕事用とプライベートの2番号+データ通信

仕様の詳細がはっきりしていないので、単に切り替えのみでアクティブなのは1枚なのか、音声とデータで別にできるのかはわかりません。

後者であれば、日本でもう少し競争とともに根付くのではないかと思います。