目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

大赤字のamazonスマホFirephoneは失敗だったのか

amazonの四半期決算で、firephone関連の赤字を1億7,000万ドル(!)計上したそうです。

コンセプトはいいと思うのですが、ハードウェアに参入する必要があったのでしょうか。

…これは、各Kindle端末にも言えることですけどね。

firephoneの重要機能:FireflyとMayday

amazonスマホにスペックは重要じゃありません。

3Dとか正直どうだっていい。

震えたのはfireflyです。

この機能は、「身近なものの写真をとればamazon購入に遷移できる」こと。

例えば、毎月買っている洗剤が、残り少なくなってきた。

スマホで写真を撮って、ワンタッチで購入手続き。

あるいは、友人が読んでいる本が欲しくなって、ながーいタイトルの本だった。

写真をとって、それでOK。

購買体験における、「探す」というプロセス(AISASでいうSearchですね)を圧倒的に短縮し、しかも行先は必ずamazonにたどり着く。

ユーザーは満足して、しかもamazonという企業から離れられなくなる。

困ったことがあれば、Maydayでビデオチャット、担当者にすぐにつながる。

OnetoOneの対応まで実現しています。

なぜamazonスマホはイケてないのか

しかし、これのために専用のスマホは必要でしょうか。

OSはamazon専用のfireOSで、iPhoneでもandroidでもない。

アプリの数にも制約がある。

特段安いわけでもない。

(発売後すぐに99セントまで下げましたが)

冷静に考えて、そのためだけにスマホを購入する理由にはなりません。

amazonスマホをアプリで出さなかった理由

では、なぜiPhoneのアプリで出さなかったのでしょうか。

それは、おそらくappleの規定との兼ね合いでしょう。

appleは、デバイスの販売だけでなくアプリの販売にも手数料をかけています。

無料アプリであっても、中での課金の代行にはシビアです。

契約内容として、(将来的にも)amazonのアプリ内での買い物に一律で手数料徴収になれば、もうけはありません。

自由を求めて、amazonがスマホの世界でも第三勢力になることを夢見たことは、十分にありうることです。

(TIZEN、firefox OSもどうなることか…)

amazonが実現する未来

短期的にみて、デバイスを作ったことは失敗だったかもしれません。

しかし、その元になったコンセプトである、「購買体験のsearhをなくす」ということは、非常に強力なことだと思います。

スマホ、端末の世界では存在感に欠けるかもしれませんが、購買物流の世界においては強大すぎる存在になるでしょう。

欲しいものは考えもせずにamazonで購入してすぐに届く、という世界がやってくるでしょうね。