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SIMロック解除より技適の緩和がケータイ代を安くする

総務省がSIMロック解除の義務化を2015年に実現する路線がほぼ決まりそうですね。

新聞も国の意向か知りませんが、「これで高止まりしていた通信料金が下がるんだ」論調ですが、何を言っているのだ、という感じです。

過去にも記事を書きましたが、安くなることはありません。 

結局は「キャリア仕様からSIMロックを解除した端末」が手に入るもので、通信料金で回収するための粗利をのっけて9万円とかの端末ですね。

SIMフリーのiPhone6が7万円で買えて、androidではNEXUS5が4万円で買える時代に、キャリア仕様の9万円を定価で買ってよそで使うなんて愚かなことに思いませんか。

海外にはもっと安く買える端末がある

Expansysなど、SIMフリーの海外端末を販売しているサイトがあります。

見ていると、日本未発売のXperiaの廉価モデルなど、2万円程度で買えたり、auからしか発売されなかったZultraのSIMフリーも4万円程度で買えたりします。

しかし、これらの端末は日本で利用するのは、法律違反となります。

※価格は変動します

※後述の通り購入を推奨するものではありません

日本国内使う条件、技適認証とは

キャリア謹製のスマホを持っている方、裏蓋を外してみてください。

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こんなマークがありませんか?

これが技適マークです。

日本国内でWi-Fi含め通信するためには、機器にこのマークがついていないと違法なのです。

いわゆるグローバルモデルと呼ばれる端末でも、日本向けにこの認証をとったうえでマーク表示をするのが条件なのです。

だから、輸入して眺めるのはOKでも通信したらアウトです。

2020年までに解消すべきねじれの状態

しかし、これもおかしい話がついてきます。

他国の人が、自国で買ったスマホを持ち込んで通信したら法律違反なのでしょうか?

実はこれは、例外規定として認められています。

同じ端末を持ち込んで、同じようにWi-Fiで使ったりローミングで通信をするのに、この差別がされているのです。

これは、少数だから認められているのでしょうか?

だとすると、2020年の東京オリンピックには相当数の方が日本に来訪することが予測されます。

その頃は大抵の方がスマホ利用しているでしょうね。

技適がないと危険なのでしょうか?

それでも他国人だからOKなのでしょうか?

フリーWi-Fi以前に議論すべき問題でしょう。

技適の緩和が示す未来

上記の例外規定がある時点で、国内メーカーの権益を守るためのホネヌキの法制度ですね。

技適の緩和がなされれば、端末選択は本当にユーザーの自由になります。

今までは端末と通信(SIMカード)をセットでキャリアから買うしかなかったので、不透明な料金体系がまかり通っていました。

しかし、技適が緩和されることで、海外メーカー含めて端末を自由に買うことができます。

そして、通信キャリアはエリアと料金を見て最適なものを選べるようになります。

パソコンとプロバイダーの関係と一緒で、販売の分離ですね。

それによって、端末で差別化できない以上、エリアや料金の競争が進むでしょう。

使い方によってはMVNOの参入、下地は十分に整っています。

目指すべき未来

大手3社の寡占を許さず、自由競争が目的なのであれば、SIMロック解除はなんの解決も導きません。

SIMロック解除という「手段」を目的化せず、達成のための手段を真面目に検討していただきたい。

シンボリックな1つとして、技適認証の緩和を提言いたします。

参考記事

2年縛りには2つの意味がある:ケータイ解約金を正しく理解する