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ドコモの6,500億円の利益はものすごい水準だと思いますよ

2014年3月期のデータなのですが、6,500億円以上の利益を出しているのって日本ではひとケタの会社しかないんですよね。

■2014年3月期営業利益トップ15企業

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※Yahoo!ファイナンス営業利益データを基に筆者作成

上位15位まで眺めてみると、通信系で4社に自動車で3社。

インフラという概念で運輸・通信で6社という結果。

やっぱり強いですねぇ。

金額だけ見ると、やはり日本のエクセレントカンパニーだと思うわけです。

減収減益のドコモが批判を浴びる理由

1位のトヨタはカイゼン方式が有名になるほど、企業努力の塊というイメージがあります。

輸出も盛んで外貨も稼いでいますね。

2位のMUFGは、日ごろ接するというかお金を払っている感覚がない、といえましょうか。

そこから通信企業が3,4,5位と続きます。

通信、特に携帯電話は毎日接する上に、毎月の支払を分かりやすくイメージできます。

自分が払っているお金が通信事業者の利益を支えている、「オレのおかげでメシ食えてるんだろうが」という意識を助長するのでは。

ドコモは儲けすぎなのか?

通信事業は莫大なインフラ投資です。

最初は(国有だったからこそですが)ものになるか否かも分からないところを、山奥までユニバーサルサービスで回収のめどが立たない設備投資をしています。

そういったつらい時期を乗り越えて、収益化のフェーズに入ることを非難することはできません。

しかし、imodeのバブルを経て、近年の状況は肯定しづらい面もあります。

出した利益は次に投資するのがビジネスの基本です。

投資である以上、当たるも八卦当たらぬも八卦であってよいと思います。

しかし、その投資先が小粒な八百屋や料理教室なのか…というのは疑問ですね。

ビジネスが下手なインフラ業NTTドコモ

設備投資がひと段落すれば、安定して毎月のお金が入ってくるモデルが築けました。

しかし、これもいつかは凋落します。

そうならないために、1つのモデルが成功しているうちに新しい収益モデルを構築しなければいけません。

インフラで安定しているがゆえに、新しいモデルを見つけることに本気になれなかった。

次の飯のタネを見つけなければ路頭に迷う状況であれば本気になるでしょうが、現状お金が入ってくるのであれば、仕方ないな、損失計上して次に行くか、となります。

そういったビジネスの下手さに、自分の毎月の支払いがどぶに捨てられているということを投影して儲けすぎの批判がでるのでしょうね。

ドコモ復活への道

毎月の通信料は、基本収入です。

しかし、今後Wi-Fiが街中に張り巡らされ、通話はWEBアプリベースで可能になれば、収入はジリ貧です。

新しいビジネスモデルを出さなければいけません。

私はそのモデルは、コミュニケーションと信頼を掛け合わせたサービスだと思っています。

その役割を今LINEに奪われつつありますが、決済・送金サービスは好例でしょう。

ドコモはDCMXというクレジットも持っているのですから、早く入れたはずです。

BtoBだと、SquareやCoineyがやるスマホ決済サービスもそうです。

また、これは一部やっていますが、保険は親和性が非常に高い。

信頼の土俵を失わないうちに、次のビジネスを磨き上げることが必要です。