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ソフトバンクに利益抜かれるNTTのドコモ頼り減益【NTT決算発表】

NTTホールディングス全体の決算です。

ソフトバンクは決算発表で「ドコモ超え」を喧伝してきました。

そのたびに一つの引っ掛かりを覚えたのが、ソフトバンクは自社傘下に固定や検索など、多くのグループ会社をもつ集合体であること。

ドコモも八百屋や料理教室を傘下にもっていますが、金額としてのボリュームゾーンはやはり固定。

そうすると、ソフトバンクグループと比較すべきはNTTグループではないか?という考えです。

比較してみると、かなり残念な事実が浮かび上がってきました。

ソフトバンクは2QでNTTを超えました。

ドコモの減益幅そのまま減益予測のNTT決算

まずはNTTの数字を見てみましょう。

【NTT】

■第二四半期時点での実績

営業利益:5,909億円(▲621億円)

営業収益:5兆3,737億円(参考)

■通期見通し

営業利益:1兆950億円(▲1,200億円)

営業収益:11兆100億円(参考)

桁としては流石、としか言いようがありませんね。

ちなみに、ドコモが以下の通りです。

【ドコモ】

■第二四半期時点での実績

営業利益:3,996億円(▲736億円)

営業収益:2兆1,730億円(参考)

■通期見通し

営業利益:6,300億円(▲1,200億円)

営業収益:4兆4,000億円(参考)

2Qだけを見ると、ドコモの減益を100億円くらいはグループでカバーしてますね。

通期はドコモが1,200億円減益、NTTも1,200億円減益の見込み、と。

ソフトバンクと利益を比較してみる

さぁ、ここでソフトバンクです。

【ソフトバンク】

■第二四半期時点での実績

営業利益:5,966億円(▲1,405億円)

営業収益:4兆1,043億円(参考)

■通期見通し

営業利益:9,000億円(▲1,770億円)

営業収益:8兆円(参考)

 ソフトバンクは買収等の一時損益があるので、増減はあまり見る必要がないですね。

単純に、2Qの営業利益がNTTを上回った、これが大きな事実です。

金額はドコモ次第だが、今後の事業の中心はケータイではない

ソフトバンクに抜かれたことは淡々と事実として受け止めましょう。

NTTの事業構造はどうなっているのでしょうか。

約6,000億円の利益のうち、4,000億円はドコモ。

66%を子会社の1つが占めるわけですね。

東西合わせて650億円、コミュニケーションズで500億円、データで200億円。

あとは小粒なのがいろいろあります。

 

このように、完全に利益をドコモ頼りにしています。

しかし、NTTが向かいたい世界はそこではないようです。

決算発表で触れられていたのは、グローバルクラウドとセキュリティ。

法人向けのデータセンター事業といったところでしょうか。

向かう方向としては、個人向けをあきらめて法人で拡大していく方針にも思えます。

 

今までは大きな子会社、ドコモにおぶさって事業を推進してきましたが、手離れの時期なのでしょうか。

果たしてドコモは独り立ちできるのでしょうか。

今回の「ドコモ光」をみるにつけ、負債を押し付けているような暗雲が見えます。