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スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

ドコモはNTTに貧乏くじを押し付けられて沈みゆく

NTTは、負の遺産をドコモに押し付けて新しいステージを目指すのではないか。

ドコモとNTTの決算を受けて、感じました。

具体的な負の遺産とは、個人向け通信事業。

ケータイと、固定ブロードバンドです。

ドコモが今やっている事業と、ドコモ光で始まる事業ですね。

新しいステージは法人向け事業。

グローバルクラウドと決算で呼んでいた、データセンター事業です。

早晩ドコモのオペレーションが破たんする未来がありえます。

ドコモ光の開始後に現場で起こること

来春には、「ドコモ光」というブランド名で、固定とケータイのセット割引が開始されます。

ドコモの決算で述べられたのは、「販売からアフターフォローまで、ドコモショップで行う」という言葉。

現場のオペレーションには限界が来ると思います。

ご自身の契約の際のことを思い出してください。

■手続き系

ケータイの料金プラン、割賦販売、スマホの初期設定。

それに加えて、セット割の料金体系、自宅が対象かの判別、そもそもプロバイダとか契約ってなんでしたっけ?という方への説明。

工事の手続き。

転居時の手続きと、家族の代表者が誰かの確認と委任。

ケータイの故障、フレッツがつながらないことの原因究明。

おそらく、自宅でWi-Fi繋ぐときの設定対応。

■商品・サービス系

年々かわるのが、新しく出るスマホ・タブレットの性能。

android、iPhoneでできること、できないことの違い。

ウェアラブル端末-時計に、シャツ。

ドコモの独自サービス:dビデオ、dマガジン、dヒッツ、dトラベル、dファッション…

さらには、野菜の通販の取次、体温計まである。

■割引施策

新規の割引、MNPの場合の割引、月々サポート、セット割…

これが毎月ないし毎週の単位で変わるんですね。

ドコモショップ店員はスーパーセールスマンになるか

上記をこなすには、相当の商品知識をもたないと無理ですね。

全国に展開するドコモショップで、それだけのことができる人材が育つのでしょうか。

それだけのことができる人材が、今と同じ賃金でドコモショップにとどまるでしょうか。

すき家のワンオペ問題と同じような、現場の破たんが想定されます。

光回線セット割でドコモの収益は向上するのか

ソフトバンクやKDDIが脱法行為として警戒感を強めるドコモ光ですが、それによってドコモの収益は上がるのでしょうか。

まず上がらない、減収だと考えられます。

KDDIがスマートバリューで増益、好調なのは、固定のシェアを上げる余地があるからです。

ドコモの場合は、その伸びしろは少ないです。

伸びしろが少ないうえに、割引をするとなると、減収の未来です。

もちろん、シェアパックとセットでやると宣言しているので、「ポテンシャル層」が入って値上げになる可能性もありますが、きちんと比べるとMNPで出て行ってしまい、さらなる減収の要因ともとれます。

元・稼ぎ頭ドコモを切り捨てるNTT

どの道をとっても、暗い未来が見えますね。

しかし、フレッツは東西、プロバイダーはコミュニケーションズが担ってきました。

ここの個人向けを、すべてドコモに預けるということです。

上記の部分で行くと、個人ユーザーに対して対応しなければいけないのは、高コスト部分です。

それを、ドコモが一手に引き受けてくれるとしたら。

東西は回線の敷設維持と、法人向け(対ドコモ、対ソフトバンクの取次)対応。

海外法人向けを、データとコミュニケーションズで分担。

高コスト部分がドコモに行き、おそらくオペレーション的な負担と減収を引き受ける。

いい受け皿じゃないでしょうか。

NTTは恐ろしい商売人?

グループ間でどのビジネスが化けるか分からないので、ドコモを分社化するようなことはあり得ないと思います。

しかし、今回のように、高コストや今後の懸念材料になる部分をどんどんドコモに渡す…
対個人の玉石混交の現場はドコモが泥水をすすれ、ということだと思います。

邪推のしすぎかもしれませんが、今までの稼ぎ頭によくもまぁ…という思いはありますね。

おそらく今後の10年以内に、ドコモのグループ内の立ち位置は非常に低いものになると推察します。