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スラムダンクと若手コンサルと羽生選手

スポーツには興味も知識もないですし、トレンドには乗りたくないので、少しメタ化した仕事論を。

事象:スポーツ選手が大会の練習で接触事故で負傷し、片方は棄権したが出場した選手は2位となった

スラムダンクの名シーン

スラムダンクというバスケ漫画があります。

バスケをしたこともないヤンキー高校生、桜木花道が、惚れた女の子のためにバスケを初めて全国大会を目指す…ような漫画です。

全国大会で、昨年優勝の強豪校である山王高校との試合の時。

ボールをとるために背中を負傷します。

そこから、怪我をおして懸命にボールに向かう桜木を、みんながとめます。

そこで監督に向かってのセリフが、これ。

オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は…俺は今なんだよ!

結果、山王高校には勝利をおさめますが、次の試合で敗退し、全国優勝は果たせませんでした。

桜木は海辺でリハビリ、同学年のライバルの流川は全日本の選抜にスカウトされ、そのトレーニングをしている。

若手コンサルが陥る罠

仕事論として、コンサルタントの日常をみてみましょう。

世間の印象に違わず、激務といわれる業界です。

特に若手で、勝手がわからない頃には連日徹夜するコンサルタントもいます。

ここで陥っているのは、「徹夜の価値があるのか?」ということです。

■徹夜して仕上げた資料に達成感はあるかもしれませんが、中身が伴っているのか。

■徹夜して体力・思考力が衰えた状態で、続きの仕事のパフォーマンスが上がるのか。

仕事は毎日続くものですよね。

その一瞬を輝ききれたらいいのであれば、山王戦の桜木で構いません。

実際は、流川のようにそこから先のバスケ人生を歩まないといけないのです。

出すべき価値はどこにあるか

流川が素晴らしい、桜木がダメだということではありません。

流川は幼いころからバスケをやって、高校入学時点でその名が轟くバスケエリートです。

対して桜木はバスケ初心者のヤンキーです。

おそらく将来をバスケに捧げることはないでしょう。

自分の青春をそこで燃やし尽くすことは、非常に合理的な選択です。

コンサルの例で行くと、クライアントに向けた最終報告、社長・役員を説得しなければいけないシーン。

その説得がなされれば、晴れてプロジェクト終了という場合であれば、徹夜でも何してでも食らいつくのが合理的な選択です。

しかし、これが中間報告であったり、ひどい場合は社内のマネージャーによるレビューの場合はどうでしょう。

連綿と続く仕事の中で、体力のバランスを間違うな、といいたい。

私は、仕事は緩急をつけるべきだと考えていたので、わけのわからないところで徹夜をしそうな若手を諌めるタイプでした。

しかし、マネージャー陣の中には、どんなシーンでも全力投球を強いるタイプもおり、、コンサルタントもそれに合わせて走り抜けて息切れするのを見てきました。

だれが判断するのか

コンサルタントも、プロフェッショナルであれば仕事の調節は自分でやるべきです。

しかし、若手のころであれば、マネージャーが制御すべきです。

そうでないと、瞬間瞬間を輝くために、長期成長がありえません。

止められないマネージャーは、無能です。

そして、有能なマネージャーになるためには、自分が自分を止められないといけません。

この瞬間は、本当に無理をする価値があるのか。

トータルのプロジェクトの価値は、どうすれば上がるのか。

中間段階で最後の輝きを放つほど愚かなことはありません。

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