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日本郵便はMVNO参入により手紙文化を自ら破壊するのか

確定ではないですが、日本郵便がMVNO事業に参入するかも!?というニュースを耳にしました。

モバイル通信サイドから見ると、郵便局による販売は大いにポテンシャルがあり、新たな収益に貢献するだろうと思います。

しかし、本業の郵便事業との親和性はいかがなものでしょうか。

郵便局のMVNOターゲット

MVNO参入のスジがいいな、と思うことは、ターゲットへの接触です。

現在郵便局をヘビーに利用する人は、シニア層。

とくに、田舎のほうに行けばいくほど配達のついでにコミュニケーションをとっている風景は見られますね。

若者世代はポストに行ったりはするけれど、積極的に記念切手を買ったり、小包を送ったりすることも少ないでしょう。

今までのMVNOは、自分で設定ができる若くリテラシーが高い、自分で判断できる人向けでした。

そのため、低利用であってもそもそもの設定に難がある人…たとえばシニア層はターゲットになりきれていません。

今までMVNOがターゲットにしてこなかったところに切り込んでいく可能性を秘めています。

シニア層に対面でリーチできる、安心感あふれる郵便局

半官半民企業の信頼感は、年齢が上であればあるほど強い印象を受けます。

電話と言ったらNTT、電車は国鉄、そして郵便局。

活気あふれるざわざわしたイオンで落ち着かない買い物をするよりも、全国各地の一等地に拠点を構える郵便局でじっくり対話してスマホを買えるというのは、大きなメリットですよね。

郵便局×富士通スマホ?

そうなってくると、信頼感が重要になってくるところ。

販売チャネルの信頼感は確保しました。

通信はNTTドコモの回線を使っています。

機種は?

得体のしれない中国や韓国のメーカーじゃなく、安心の日本製、「富士通」。

ここにきて、歯車はかみ合ったのかもしれません。 

 

シニアはLINEを使い始めるか

もともとのライフラインは電話とメールです。

しかし、今は子供世代も孫世代も、日ごろのコミュニケーションはメールから離れて行っています。

そこで、郵便局MVNOを使ってLINEデビュー。

文章は長くかけなくても、スタンプを押すだけで孫とのコミュニケーションもできるようになります。

家族グループを作られるかもしれないですね。

※もちろん、既読スルーのリスクもありますが…

手紙や年賀状の行方

さて、いいことばかりにも見えますが、既存の事業との食い合いはどうでしょう。

年々発行部数の減り続ける年賀状。

挨拶も、さらりとLINEですませたり、絵を入れたりのリッチな表現もスマホで可能です。

もちろん、年配の方を中心に年賀状は当面続くでしょう。

しかし、そういった層の方は徐々に減っていきます。

それを見越してスマホ参入、なのか。

それとも、スマホの普及で手紙年賀状離れを自らの手で加速させるのか。

某クルマメーカーでは、革新的なクルマを作るというオーダーの際に、これでは別ラインのクルマを食ってしまう、と反対が出ました。

それに対して、以下の判断があると。

社内で食われるくらいなら、どうせ将来他社に食われる。

それでだめになるなら、自らの手で終わらせる。

日本郵便の判断も、きっとそうであるのでしょう。

きっと。 

こんな攻めの姿勢も出してますね。 

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