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MVNOのドコモ同等という表現はミスリード:エリア○速度×

まず前提として、私はMVNO推進派です。

だからこそ、使う場合には騙されずに正しく利用する人が増えればいいな、と願ってやみません。

「MVNOはドコモ回線を借りている、だからドコモと同じ条件」

これは正解ではありません。

事の発端は、昨日(12/5)の楽天モバイルの記者会見から。

ドコモ同等と理解していただいて構わない…

本当でしょうか。

ドコモ回線のMVNOは、なぜ導入されたか

無線通信をするためには、通信回線が必要です。

これを日本全国に張り巡らせるには、相当な設備投資が必要になります。

そのため、資金力のある事業者しか参入できず、ドコモから始まる3社の寡占状態になりました。

それでは競争原理が働かないので、

「既に敷設している回線をほかの事業者に貸し出して、競争を加速する」

ことが元の趣旨(総務省)です。

これについては、事業者の規模に応じて義務が課せられるので、当初はドコモのみが義務となっていました。(現在は3社ともです)

これが、MVNOの大多数がドコモ回線を借りている由来でもありますね。

MVNOの仕組み:ドコモ同等という表現の意味

MVNO事業者は、MNO(例:ドコモ)から回線を有料で借り受けます。

ドコモがもっている総量を100とすると、それを全部使うわけにはいきませんから、たとえば1/100を月にXX万円で借りますよ~という契約をするわけです。

たくさん通信の容量が必要な事業者は、その分多くの費用をドコモに支払います。

ドコモ回線を借りたMVNO=ドコモと同じエリアは○

通信回線を、大きなパイプとして考えてください。

MVNOは、そのパイプの1部を間借りして利用しています。

パイプが張り巡らされている範囲は、ドコモと同じですね。

つまり、ドコモと同じエリアで利用ができることが分かります。

ドコモ回線を借りたMVNO=ドコモと同じ速度は×

それでは、速度についてはどうでしょうか。

ここが各社ミスリードを招く(狙っている?)部分です。

ソフトバンクが一時期「パケ詰まり」という表現をしていました。

パイプの容量は決まっているので、たくさんの人が一気に利用するとそのぶん詰まって遅くなるのです。

つまり、大切なのは

「パイプの容量÷利用者数」

MVNO事業者が、きちんと利用者数に応じた分だけドコモから借りているか、がポイントになります。

ドコモの1/100の容量に、1/10のユーザーを押し込んだら…大変ですよね。

だからこそ、同じ場所・時間でもドコモと同じ速度は保証されず、MVNO事業者の努力と品質が問われるポイントになるのです。

楽天モバイル他、MVNO事業者による騙しのテクニック

こういったことを謳うMVNO事業者は(当然ですが)殆ど見ません。

基本的にはエリアのことを指して「ドコモと同等」といい、スピードに関してはベストエフォートの最大値を示して「ドコモ同様」状況に応じて異なる、としています。

有利誤認を狙うところですね。

HPだけでなく、楽天モバイルの発表では「いろいろありますがドコモと同等と言っていい」という趣旨の話をしていたので、「きっと」十分な容量を確保している「はず」ですよね。

日本最大のEコマース企業、楽天が主体ですから。 

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