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LINE搾取から考える論理的な思考:海賊と金貨の思考実験

LINE ビジネス/コンサル 思考実験

LINEが、クリエイターズスタンプの収益分配を、ぐぐっと安くしてクリエイター5割から3割まで減らしました。

おそらく、クリエイター側は抵抗できないでしょう。

この現象を、思考実験としてよくある例題からひも解いてみます。

例題があるので、「続きを読む」を初めて利用してみます。

思考実験:海賊と金貨(問題)

あなたは、海賊船にのっていて、全部で5人の海賊がいます。

金貨を100枚手に入れて、分配が必要になりました。

できるだけたくさん金貨が欲しいと思っています。

あなたが分配の提案をして、他の海賊がそれに賛否の投票をします。

自分の票を含めて過半数をとれなければ、その場で殺されて次の海賊が分配提案をします(海賊には1~5で序列がついている)。

海賊は自分の命を最優先し、次に利益の最大化を求めます。

海賊が論理的に行動するとすれば、あなたはどのように分配提案をすればいいでしょう。序列順に考えてください。

海賊と金貨の模範解答

【模範解答】

海賊1(あなた):98枚

海賊2:0枚

海賊3:1枚

海賊4:0枚

海賊5:1枚

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肌感覚としては、不公平すぎじゃないか??というのもありますね。

しかし、論理的に動くのであれば、この解答になるのです。

なぜそうなるのか

帰納法で考えてみましょう。

海賊の数をNと置きます。

N=1、つまりあなた1人の時

100枚しかありえません。

次にN=2、2人の時。

100,0で提案して反対されても過半数です。

N=3の、3人の時。

100,0,0では反対されて殺されます。

99,1,0ではどうでしょう。

2位に1をあげてしまうと、次には自分の提案権がもらえ、しかもN=2になるので100枚とることができます。

よって、2人とも反対します。

しかし、99,0,1の場合はどうでしょう。

2位は反対しますが、3位が反対して次に進むと結局3位は0になります。

そうすると1枚でももらえたほうがいいので、3位が賛成して99,0,1で確定します。

N=4、4人の時。

1人だけ協力者を得ればいいのはN=3と同じ。

よって、2位は自分の番が来ればN=3で勝ちパターンがあるので、協力しません。

そうすると、3位に1枚あげればよし。

ということで、99,0,1,0ですね。

N=5、5人の時。

ここでついに2人の協力者が必要に。

2位は協力しません(N=4で勝てる)。

3位に1枚あげて協力してもらいます。

ではもう1枚あげるのは、4位でしょうか、5位でしょうか。

4位にあげてしまうと、反対される可能性があります。

なぜなら、反対してN=4になるとそこでは3位、合理的に行けば1枚もらえます。

5位なら、どうせ順位の繰り上げが進んでも最後までもらえないので、1枚あげれば強力です。

ということで、98,0,1,0,1が合理的ですね。

LINEの搾取と独占

なんか気持ちの上ではスッキリしませんが、LINEも論理的にはもっと搾取していいはずです。

なぜなら、スタンプを売って稼ぐ選択肢なんて他にないから。

しかし、今までの1万円稼がなきゃ振込みをしない、というのは、1万円いかなければ0です。

ゼロでは海賊は反乱します。

それを1,000円からにして、実際に手元に入る率を減らしたのはまぁ頭のいい戦略ですよね。

あとは、海賊の人数が増えれば配分される量は変わってきます。

新たな海賊となるプレーヤーの参入が望まれるところですね。

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