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ドコモ3Q決算速報:順調に減収減益(2015年1月)

2015年1月29日、ドコモの3Q決算発表がありました。

特にサプライズもないですが…

見せ方の構成だけソフトバンクを意識したのか、結構お寒いものでしたね。

「順調に進捗」していると謳っての減収減益です。

ドコモ決算概況:カケホーダイ効果で減収減益が順調に進捗

資料上は、「年間計画に対して順調に進捗」となっています。

上期の決算発表が、大幅に減収減益を見通した…というか年度当初のマイナス1,000億円規模の修正決算だったのでですね。

そこからすると、修正後の年間目標に対して順調に進捗した、といっていいのでしょう。

しかし、3Qまでの時点で利益は約5,900億円。

年間の利益目標は、6,300億円。

1Q平均にすると1,500億円程度の余力ある企業が、残りの1Qで400億円ってそんなに弱気になる要因があるのでしょうか。

質疑応答では、ドコモ光の導入など「初めて」の挑戦があるのでなんとも言えないと語っておりました。

本当に、それだけなのでしょうか。

弱含みになる理由がどこかにある気が、しませんか。

カケホーダイ&パケあえるの影響:音声増収、全体減収

気になる新料金の影響です。

機種変含め、新料金をユーザーに強いるのはドコモダケですね。

こちらは3Qで底を打って、今後は反転になる「予定」のようです。

あくまでも、ドコモが「ポテンシャル層」と呼ぶ、今後値上げになる群が順調にMNPもしくはMVNOに流れずに、値上げに応じたら…の話ですが。

決算資料には「音声ARPUが2Q比プラス」となっています。

しかし、10円音声がプラスになる一方で、全体は10円マイナスになっていますね。

競合他社を見ないドコモの決算

前述の通り、リードの文章とグラフがあっていません。

基本的には、数字単独で見てもいいか悪いかの判別はつかないです。

比べるには、自社の前期比であったり、他社の同期比が必要です。

そして、季節や諸条件を鑑みると、特に比率においては同期の他社と比較できたらベストです。

今回のドコモの決算資料を眺めていると、競合の数値は一切出てきません。

ARPUも、解約率も、利益水準も。

全て自社の中で完結しています。

利益水準については、絶対値で下がったのを抜きにして、(下げた)目標に対して順調に進捗といった標記です。

さらには、同ページのグラフとあわない内容をリード文に書いて、ポジティブに見せようとしている。

※例えば、解約率が前期から上がっているグラフの横に、「低水準で進捗」など。

ソフトバンクの決算を真似たつもりなのかもしれませんが、これはいかがなものかと。。。

カケホーダイからドコモ光へ

決算じたいにサプライズはありませんでした。

最後に、別資料に誘導する「ドコモ光」をワンストップで「ドコモが」提供する、という表現ですね。

料金水準も安くはありません。

想定通り、複雑な条件と見せ方です。 

ドコモショップ、現場はおそらく破綻します。

…破綻しないかもしれませんね、誰も見向きもせず。 

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