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OCN光もフレッツ光の卸売に:NTTの狙いに反抗?

ドコモ光が決算発表で取りざたされましたが、OCNもフレッツ光の卸売りに参入するようです。

…どうにも、NTT全体の統率がとれていないような感覚がありますな。。

既にプロバイダとOCNモバイルONEで割引提供していたOCN

まず、今回の仕組みです。

もともとは、プロバイダーとして、OCNブランドでISP契約だけをとっていたNTTコミュニケーションズ。

同じNTT東西ではありますが、フレッツ光の契約が別にありました。

そこから変わって、フレッツ光をNTT東西から買い受け、NTTコミュニケーションズがユーザーに販売するということですね。

…割引に関しては、OCNを選んでいればMVNOが200円引き、というのは提供済みでした。

この割引スペックは変えず、3件までだった制限を5件まで緩和するようです。 

フレッツ光の卸売りとモバイルの割引は独立事象:分けて考えよう

ドコモ光が安くなるのでは!?という期待は、auスマートバリューが発端です。

しかし、ドコモの場合は法的な規制の関係から、直接販売ではなくNTTのフレッツ光卸売り、というスキームを導入しました。

全体に影響があるのはこの卸売りであり、割引はまた別の話です。

フレッツ光の卸売り:新しいスキーム、固定版MVNOのスタート

ドコモが参入するにあたって、法の規制を逃れるためにセットしたスキームがフレッツ光の卸売りです。

これは、NTTがフレッツ光の回線を同条件で各社に卸売りをスタートする。

そこから各社が自由に販売していい、というものです。

固定版MVNOに近いものだと考えていいでしょう。

設備投資はNTT。その回線を定額で借り受けて、独自のブランドで展開していく。

これがドコモ光が開始されるにあたっての主眼です。

なので、U-NEXTの参入であったり、ソフトバンク光なんてものが出てきたりするわけですね。 

モバイルの割引:サブテーマ、選ばれるための「オマケ」

モバイルの割引については、やってもやらなくても…というところ。

結局いまのスマホMVNOが価格競争に陥っているように、同条件でやるのであれば独自性が必要です。

とはいえ、インフラに独自性なんてそうそう出せません。

となると価格勝負で、うちのはこんなにお得ですよ~という勝負になります。

そのため、スマホを持っているプロバイダーはセットで割引を開始して、複雑に安く見せようとしていくわけですね。 

顧客接点を集約しようとしたNTTの思惑とOCNの反抗?

それにしても、これはNTT全体が一枚岩でやっていることなのでしょうか。

もともと、過去の発表を見ていると、NTT持ち株の狙いは個人の顧客接点をドコモに一本化することにあると私はみていました。

顧客対応部門とか、拠点をたくさん作ることは結構なコストになるので…

仮に集約できるのであれば、そこにまとめる方が効率はいいですよね。

それが、結局OCNも卸売り始めるのであればまた顧客対応コストがそこで発生して…あれれ??という感じです。

050プラスとかを初めてドコモの音声をとりにかかったころを思っても、NTTコミュニケーションズは独立採算独自路線でやっていきたいのでしょうか。

全体で見たときに手放せるチャンスだったと思うのですが…

不思議な話です。 

ドコモはNTTに貧乏くじを押し付けられて沈みゆく - 目で見て体験 

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