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ソフトバンク3Q決算、通信以上に投資拡大(2015年3月期)

ドコモ、au(KDDI)から10日ほど日が経ちましたが、ソフトバンクも決算発表です。

…スケールが大きすぎて、いち国内の通信事業者とは思えませんね。

実際違うんでしょうけど。

利益についての総論

営業利益が7,880億円。

モバイルのみで5,718億円。

5,800億円を超えたドコモ、auには劣りますが、十分な水準でしょう。

シェアからは考えられないほどに、3社とも利益が横並びになっていますね。

それは株主、投資家にはうれしいことです。

ユーザーは…まぁ推して知るべし、ということですね。

減益要因のスプリント

赤字をキープしているのが、米国の通信事業を買収にかかったスプリントですね。

この辺りは週刊誌からの情報ですが、本来はT-mobileも買収して、連合軍でAT&Tたちに挑む予定が、当てが外れた模様。

よくよく考えると、日本でやっていることと一緒ですよね。

Vodafone買収時点で、そこそこシェアがあったうえに、日本では3社独占状態。

この時点で十分なのですが、そこから小さいシェアで伸ばしていたウィルコムとイーモバイルを買収して、その合計だとKDDIを超えるシェアですもんね。

そうやって最低限のところから、じわりとシェアを伸ばしていくのが作戦だったのでしょう。

まだ赤字ながら、多少の反転の兆しは見せている…という資料構成ではあるので、当面手放さないでしょう。

もし日本が経済的に危機になった時の保険にはなりえますしね。

※余談ながら、日本では寡占が進むだのなんだの言われながら、出てきた会社はソフトバンクが買収して…

NTTを規制するのもいいですが、こちらのほうが闇が深いとは思ってしまうんですけどね。

アジア投資の活発化

前回の決算では、配車サービスとeコマースでした。

配車サービスは、「トランスポーテーションプラットフォーム」の中身として位置づけられています。

確かに、タクシー配車だけと考えると面白みがないですが、人の動きをみつめなおすという意味では面白い業態です。

↓福岡のライドシェアからトランスポーテーションを考えた記事がこちら。

日本でUBERは流行るのか:流しのタクシーでも安心 - 目で見て体験 

今回の目新しい点としては、アーリーステージにも投資するというものですね。

かなり先を見据えて、根気のいる投資になりそうですが、実行していく模様。

ひとつはインドの不動産に投資をした模様です。

インドの不動産事業は芽があるのか…

長期的投資としては、保有し続ければリターンがありそうな気もします。

半端にやるとだめですね。きちんと「大きくする」までの覚悟が必要です。

競争ステージの変化

全体を通した印象としては、改めてもうドコモやauは見ていない、ということ。

今までであれば、「ドコモを超える」ということで、3社比較のスライドも多数用意されていました。

むしろそれがメインで、どれだけ国内通信事業が好調かを示すものでした。

今回は、接続率や速度といったところで、ほんの一部しか出てきません。

国内通信事業は本当に一部、かつ憂いはないという気持ちの表れかと思います。

今までは大いに意識していたはずですが、背中が見えると実際の利益はドコモを下回る水準になっていますからね。

調整したとは思いませんが、何があっても越えるということはないようです。

ソフトバンクの未来予想

資金的にも、キャッシュフローも自転車操業時代からは改善されてきました。

選択と集中、一点突破ではなく。

投資のポートフォリオを組んで、盤石な基盤を目指すのではないでしょうか。

成長は続くでしょうが、きちんとメリハリをつけた、企業として魅力的な姿勢になるように思います。 

インド版UBERに出資したソフトバンクは日本で配車サービスに取り組むか - 目で見て体験 

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