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固定×携帯で囲い込みを強めるドコモ光は思惑外れ?

思った以上にスマホのMVNO各社が参入してきているNTTフレッツ光の卸販売です。

あまり詳細の契約内容を気にしていなかったのですが、本家?のドコモ光では意外な条件がついていて、あくまでもそれを変更する方向で調整しているようです。

その条件とは、「ドコモ解約時にフレッツも解約になる」ということ。

変更する予定で正解だと思います。

ケータイの「2年縛り」に始まる、解約させない縛りつけ

ケータイ各社は、解約抑止のための手をいろいろ打ってきています。

そのひとつが、解約のための料金ですね。

いわゆる「2年縛り」というものですが、契約から2年ごとの終期でないと解約するために約1万円の違約金がとられる、というものです。

ちなみに、MNPで番号そのまま他社に移るためには手数料が2,000円。

最近ソフトバンクがMNP手数料の値上げを発表しました。

 

おそらくですが、固定とのセットもその解約を止めるための手段にしたいのでしょう。

個人だけではなく、家族に影響を及ぼすものですから、そうやすやすと決められるものではありません。

ケータイとのセットが必須になることによって、代表者はもちろん、家族丸ごと他社にいくということを防ぐわけですね。

これからの3キャリアの競争のフェーズを「固定×ケータイ」をセットとした「家族で同じものを使う」ということを念頭においた判断かと思われます。

※出典:https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/

こちらの注意事項に、ドコモ契約が必要という文言がありますね(2015/2/9現在)

実質上「辞めるインセンティブがない」スマートバリュー

先行するauスマートバリューについてはどうでしょうか。

固定とケータイは基本的に切り離されており、それぞれは独立事象として動きます。

これは、ドコモにはとれなかった戦略が前提にあるからですね。

スマートバリューは単なる割引ではありません。

1つは、ケータイを家族丸ごと他社からauに呼び込むこと。

2つ目は、NTTのフレッツが牙城の固定回線を、KDDI系に引き込むこと。

ケータイは、やろうと思えば家族の1人だけでも簡単に変えることができます。(違約金の話を除いて、ですが…。)

これは、意思決定者が契約者本人だからです。

かたや、固定についてはどうでしょうか。

4人家族で生活をしていれば、メインに使う人がいたとしても、基本的には家族の共有物として扱われるでしょう。

それを切り替えるのには、切り替えたいという意思を持つ人と、実際の契約本人(書類上)が異なっている場合、相談が必要です。

平たく言うと、めんどくさい。

それがあるから、一度引き込めれば当面やめないだろうと判断をして、強烈な家族丸ごとキャッシュバックで取り込んできたのがauの策略と推察します。

固定で圧倒的シェアをもつNTTにはできないことですね。

締め上げれば出ていかなくなるのは事実か

それでは、KDDIと違って守りの戦略をとらないといけないドコモとNTT。

ケータイ解約すると固定も解約、という締め上げは機能するのでしょうか。

正直なところ、卸販売がスタートしたことで、競合は大いに増えました。

最初の段階で(契約時に隠されるかもですが)そんな縛りの強いところを選ぶでしょうか。

今まではケータイも3キャリアの戦いでした。

しかし、大手ではワイモバイルもあります。

また、MVNOが乱立してきました。

そして、MVNO各社も卸販売ができるようになり、OCN光、IIJmio光などどんどん始まっています。

どちらかというと、MVNOに武器を与えるための扉を開いてしまった印象が強いですね。

締め上げが過ぎると、最初から選ばれなくなる。

もしくは、もうやめる意思が固まった人に固定の話をすると、仕方ないから他社に移る。

他社も光卸なら、NTTはいいかもですが、結局ワリを食うのはドコモですね。

あまりいいことは起きない気がしますね。 

ドコモはNTTに貧乏くじを押し付けられて沈みゆく - 目で見て体験 

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