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スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

ドコモdタブの新商品、魅力と戦略を捨て去った

ドコモからdの名を冠したタブレット、dタブの2代目が登場しました。

初代のdタブは、ハイスペックとは言えないまでもコストパフォーマンスに優れた戦略的端末だったと思うのですが、今回の2代目。

中途半端、というかコンセプトから何から違って、全く良さを見出せない端末に仕上がっています。

元の戦略と、あるべき姿をひも解いてみます。

新dタブのスペック(ファーウェイ製)

まずは基本データとして。

・製造:ファーウェイ(HUAWEI)

・サイズ:8インチ

・通信:LTE対応

・RAM:1GB

・ROM:16GB

・価格:3万2,400円

…いまどき1GBのRAMはちょっときついのでは。

しかも、お値段安いわけでもなく3万円オーバー。

NEXUS7なら2GBのRAMで2万円なんですが、それは。

さらには、最新モデルのASUSMemopadもそれより安い値段で買えます。

初代dタブのスペック(これもファーウェイ製)

・製造:ファーウェイ(HUAWEI)

・サイズ:10.1インチ

・通信:Wi-Fi専用

・RAM:1GB

・ROM:8GB

・価格:9,975円(キャンペーン条件有)

キャンペーン条件として、ドコモのdビデオという動画ストリーミングサービスに6か月間加入という条件があります。

それを抜きにしても、amazonで白ロムが2万円で買えますね。

新旧dタブの大きな違い

2年も発売時期に差があるのに、大きな進歩が見られないうえ、お値段は倍増どころじゃない話に。

大きな違いは、Wi-Fi専用端末からLTE対応になったことですね。

これで、SIMが入るのでドコモにお金が入りやすくなります、やったぁ。

…確かに、iPadであってもSIMフリーモデルとWi-FiモデルではSIMフリーモデルのほうが高価です。

しかし、それはSIMロックフリーで自由に使える前提での話。

キャリア縛りのタブレットで(SIMロック解除に応じるとはいえ)契約をもつことにこのお値段はいかがなものでしょうか。

dタブから失われた戦略性

もともと、初代のdtabは戦略的な端末でしたね。

なにせ、通信企業のドコモが発売するのに、ドコモのSIMが入らないWi-Fi専用タブレットというところに度肝を抜かれました。

理由として、キャンペーン条件にdビデオ加入とあるように、dマーケットというドコモ謹製のWEBサービス群を利用してもらえるように…ということです。

ドコモに通信料金を支払わずとも、月額課金のサービスで利益をとっていこうというもの。

そのためには、大画面でビデオを見るためにタブレットだ!!ということでしょうか。

格安でタブレットを販売し、それでサービスを使ってもらう…

戦略としてはありですよね。

2代目がなかなか出なかったので、その戦略は機能しなかったのでしょう。

そして、今回はSIMが入ってお値段高め、サービスの縛りはなし。

…普通のタブレットと何が違うのでしょう。

普通のよりもスペックが低めということぐらいでしょうか?

企業においてはよく起きる事象かもしれないのですが、後継サービスを作るにあたって、もともとの理念が空っぽになってしまっていますね。

スマートバリューとドコモ光の全く違うサービス設計を見ても、同じことを思います。

dタブを成功事例とは言えないのかもしれませんが、成功事例の表層をとって裏の戦略を無視したら、決して成功はないのですけどね。 

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