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値上げ成功で6,391億円の利益、ドコモ2014年度決算速報(2015年3月期)

ドコモの2014年度決算がでました。

概況は以下の通りです。

  • 営業利益:6,391億円
  • 減収減益
  • 解約率の低下(0.71%)

カケホーダイ効果で減収減益…という見出しが躍りそうですが、正直なところ思ったよりもいい決算の数字ですね。

目次

  • ドコモの6,391億円が成功水準の理由
  • 見るべき指標の解約率
  • ドコモ決算説明会内容リアルタイム更新

ドコモの6,391億円が成功水準の理由

減収減益を考えてみる

まずは、ドコモの決算は短期的に成功といえるでしょう。

減収減益ではありますが、(8,192億円⇒6,391億円の22%減益)修正の予想は上回っています。

カケホーダイ導入時点では、6,300億円を提示していた水準からきちんと上回る数字を出していることですね。

昨年度は、8,200億円を計画として届かなかった覚えがあります。

きちんと寄せてきたな、という印象ですね。

純増数は水増し要素あり

指標が大幅改善とうたっていますが、気になるのは純増の内訳です。

純増数が公表されているのは349万件。

昨年度から比べると、192万件の増加です。

それに対して、スマホの販売数は、82万件の増加。

スマホが売れた以上に契約の純増が伸びるって不思議ですよねー。

なお、MVNOの販売はドコモの回線増加にカウントされるはずです。

ARPUは反転:ポテンシャル層への値上げ成功

月額平均のARPUは、今まで減少傾向だったのが反転しました。

これが大きな要素です。

ドコモがポテンシャル層と定義する…カケホーダイを選んだら値上げになるユーザーが順調に値上げを受け入れていることの証ですね。

見るべき指標の解約率

ドコモ決算で、成功とした要因の大きいことは、解約率です。

数年前に比べると高い水準であることは間違いないですが、一時期1%に近づいていた解約率が0.71%まで下がっています。

これはドコモにとっていいことですね。

個人的な見立てでは、カケホ―ダイ強制を嫌がってユーザーが他社(au,ソフトバンク)に行くか、MVNOを利用するかを促進して解約率が上がるかと考えていたのですが、そうではなかったようです。

もっとも、詳しく知らずにドコモショップに行って契約するという流れも否定できないものですが…

参考:ドコモの機種変更は要注意!カケホーダイ必須だよ

ドコモ決算説明会、リアルタイム更新

カッコ内にコメントを記載しています。

ドコモ2014年度決算

■決算概況

減収減益については重く受け止める

減収減益も、オペレーション数値(純増数、スマホ販売数)は大幅改善

設備投資の減:効率化をしている

■セグメント別実績

通信とスマートライフ、その他に分ける

スマートライフはmmbiの減損影響がある

(mmbi=NOTTVは不要なプロモーションに費用をかけすぎでは)

■オペレーション

純増数が349万

MNPがマイナス38万、改善傾向

解約率0.71%に改善

(MNPの改善よりも純増のほうが数十万件多い=MVNOとみられる)

■ARPU

総合ARPU5,240円

スマートARPUが伸びたことが要因

(スマートARPU、つまりドコモショップで強制加入で解約もれかな)

■新料金プラン収支影響

▲1,070億円

改善傾向にある

(ポテンシャル層への値上げ)

■ドコモ光

3/1スタートで3月末に23万件

対応が遅れている、改善には鋭意努力

6割がシェアパックを選択

(シェアパックにしないならドコモ光の意味はあるのか?)

■dマーケット

dマガジン、dファッションが成長を牽引

(マガジンは確かにいいサービスだが、UIが残念)

(ファッションはもともとがZOZOTOWNだから理解できる)

1人当たり利用料が1,010円に

(どれくらいが解約忘れなのだろう?)

■LTE基地局

高速対応:97,400へ

■設備投資

効率化(かけるお金を減らす)

(インフラが設備投資を下げるのは命取りでは)

■コスト効率化

当初よりも削減し、1,200億円削減

(それだけ下げ幅がある、と)

■ドコモ2014年度決算まとめ

新料金プランとドコモ光で競争力回復

ドコモ2015年度予想

■2015年度業績予想

利益:6,800億円

増収増益を見込む

設備投資は6,300億円まで下げる

■オペレーション

純増数は減少、2014年がモジュール影響あり

(MVNOのことを言っているのだね)

■増減要因

2,900億円減少、月々サポート等

モバイルで+700億円

スマートライフで+500億円

コスト効率化で+2,100億円

(コストカットしなければ1,700億円減収か)

■モバイル収入

ドコモ光と新料金がドライバー

ARPU反転と顧客の新規拡大、リテンション

複数台数契約が増加

(端末購入サポートの投げ売り、セットだと割引が多かったということではないのか)

■スマートライフ領域

営業利益30億円から500億円に

mmbi減損影響がだいたい300億円

■コスト効率化

設備投資、マーケティング、研究開発をカット

■取組

値上げの促進、dマーケット加速、コスト効率化

■2017年度目標

営業利益8,200億円

質疑応答

■利益増減の安定性:コストカットなしだと減益は事業プランとしておかしいのでは?

プロジェクトを組んで進めている

時間軸がある

■8,200億円をどうやってコストカット以外に捻出するのか?

上記と同様にご理解いただきたい

月々サポートの要素が少なくなってくる

利益にプラスになる要素が想定できる

■同じ努力でコストカットだけでなく月々サポートを切るべきでは?

キャッシュバックは是正しようとしている

月々サポートは軽くなるように考えているが、競争状況をみながらコントロールしたい

■コスト構造:高コスト企業ではないか(auに比べ1兆円高い)

KDDIより2割程度高い、昨年度から改善に取り組んでいる

ドコモはオーバースペック、見直して下げていく

■ARPUは右肩上がりになるのか?

月サポなしなら2015年度に年間ベースで反転

月サポあれば遅くても2017年度に反転

■中期の8,200億円:毎年変更するのか?

まずは8,200億円を目指す

計画の中では見直す可能性がある

■ドコモ光の影響は?収入と費用は?

収入:光通信サービスおよびその他の通信サービスに計上

数字はご容赦いただきたい

費用:販売手数料、その他経費

15年度はマイナス要因

■コスト削減の内訳

ネットワークが最も大きい

■新料金の影響:15年度はプラスか?

まだマイナスが続くが、影響は浅くなるはず

16年度にはプラスになってくる月がでてくるよう努力したい

音声のほうが改善が早い

■ドコモ光の新料金への影響は?

拡大すればするほど影響が軽くなる

■+dは、出資か?完全なる裏方か?

両方のパターンを用意している

利益にこだわっていきたい

チャンスがあれば投資もありうる、幅広に進める

■MVNO影響:懸念する必要があるのか?

直近は格安スマホとしての賑わいをみせている

MVNOとはいろいろな関係性を築ける?可能性を見ていきたい

中長期ではパートナーとしての立場も見えてくるのではないか

■コスト削減:auもソフトバンクも4,000億円水準であり、6,500億円の水準をキープしている理由は?

単純に比較はできない

LTEの仕様を作ってきた自負もある

調達はベンダーとの提案があって、コスト低減はしていく

効率化は継続してやっていく

■中期計画は名前を変えただけでは?何が変わったのか?

新しく発表するものをみてほしい

B2Cが主流だったものをB2B2Cにしていく

■ドコモ光の3割がモバイル新規という意味合い

ドコモ光と同時にドコモ加入した人

ドコモ光1に対し、2人加入したら2になるので1対1対応ではない

光に対するモバイルの数は、非開示

■月サポの影響は17年度もマイナスなのか

まだ拡大の可能性がある

■新料金の影響は?

今年度はマイナスの幅が小さくなっている、対前年ではプラスになる

光があってもプラス 

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