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プロ野球とM&A:DeNA会長、黒子の流儀

週末に読んでみました、DeNA会長の春田 真さんの著作です。

DeNAといえば、創業者である南場さんの「不格好経営」も有名ですね。

「黒子の流儀 不格好経営の舞台裏」と題して、主にプロ野球参入のあたりのことを書いてあります。

DeNA会長春田氏の略歴

構成としては、出だしから球界参入のこと。

そこから、銀行員時代の春田氏の思い出話があり、転職、トラブル、そして球団…

という流れですね。

個人的にはあまり野球に興味を持っていないので、球団に対するロマンと経営~みたいなくだりでは、そんなもんかー、という感情でしたが。。

もともと大手の銀行員だった春田氏が、年収を大きく下げながらも創業当初のDeNAに参画です。

会長ですが、創業メンバーではなかったのですね。

オークション事業を立ち上げた後に参画して、会社を大きくする、上場準備をする…といった、まさしくコーポレート部門の方です。

だからこそ「黒子」なのですね。

「黒子の流儀」ハイライト

不格好経営のほうがドラマチックではありました。

黒子の流儀に関しては、球界参入の話と、公取委の立ち入り検査がハイライトでしょうか。

このあたりは中の人と、社外からみたDeNAのイメージが大きく乖離するところがありそうです。

ぼかして書いてありますが、資料の作りや会議のシーンについては、さもありなん…という印象。

今でこそメガベンチャーと呼ばれるようなところですが、やっぱり立ち上げに特化すると歪な構造をとらざるを得ないところもあるのかな、と。

球団を買うのはM&A

野球に興味がないけれど面白かったのは、球団を買うのはM&Aという考え方です。

これって、本当に当たり前で、「夢やロマン」で球団買おう、って話にはならないのですよね。

投資と、そこから得られる収益(プロモーション効果含む)を勘案すること。

さらに、当たり前のこととしては、報道に対する規制です。

通常のM&A、企業買収であれば、買収の途中経過をマスコミに話すなんてありえないですよね。

それなのに、球団の場合は進捗がどうだ、と囃し立てられる。

さらには、監督は誰にするのか、憶測も含めて飛び交う。

これがM&Aだったら、情報漏えいのうえに「買収後は誰々さんを部長に据えるんではないか」とかが平気でスポーツ誌を賑わわせる、ということになりますよね。

あまり考えたこともありませんでしたが、そのあたりをロジックで考えること、あとは初期に参画した人の思い出話を覗き見する、という意味でさらりと読めて面白かったです。

事前に不格好経営を読んだ方がおもしろいかも。

不格好経営は、創業からのドラマチックな浮き沈みもあるので、軽妙で面白いです。 

黒子の流儀 (中経出版)

黒子の流儀 (中経出版)

 

  

不格好経営

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