目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

WiMAX 2+やワイモバイルの通信制限と、誠実なビジネスを考える

WiMAX 2+が、3日間で3GB利用したユーザーに対しての通信制限をスタートしたようです。

ドコモが3日間で1GB利用のユーザーに対する通信制限を撤廃したことに逆行するやり方ですね。

ユーザーを集めるための宣伝文句と実態、それに輪をかける2年縛りという商習慣が問題になってきます。

  • WiMAX 2+に起きたこと
  • WiMAX 2+の宣伝文句
  • 2年縛りとクーリングオフ
  • インフラと資本主義

WiMAX 2+に起きたこと

事が起きたのは、2015年の5月29日から。

WiMAX 2+に、通信速度制限が開始されました。

WiMAX 2+とは、最大220Mbpsという速度と、ドコモ等の7GB制限がなく、毎月使えるということをウリにしていたはず。

ですが、以下の内容で制限がかかります。

  • 直近3日間の通信量が3GB以上
  • 1Mbpsを上限とする速度制限

上限、ベストエフォートなので実際はもっと遅くなるでしょう。

使い放題をうたう割には、3日間で3GBまでしか利用できないのですから、普通に使って30GBが限界になります。

普通に使えばそれで十分とも言えますが、大量に使わなくても十分であればドコモ等の他のキャリアの選択肢があるでしょう。

WiMAX 2+に他の価値があるとしたらまた別ですが。

WiMAX 2+の宣伝文句

プロモーションでは「ギガ放題」という、使い放題を想起させる言葉を使っています。

なお、6/13現在でも「月間データ量制限なし」と、公式ページに堂々と書いています。

※注釈かつポップアップで制限される場合があるとは記載

これを見るにつけて、コアになる提供価値は「速度」「データ量制限なし」といえるでしょう。

それを誤認させるようなプロモーションをとっておいて、いや一応注釈書いてますんで~制限しますよ~~というのは、まったくもっていかがなものかと。

これまた公式ページに「自宅回線としても最適」とありますが、自宅回線にするんだったらモバイル的な使い方とは別…3日で3GBとか余裕で超えそうですよね。

各種アプリのアップデータとか、自宅のWi-Fiでやるでしょうし、それが家族全員分になるわけですから。

2年縛りとクーリングオフ

そもそも応じるかどうか問題ですが、宣伝に偽りアリということで解約ができるのでしょうか。

※最近だとワイモバイルに対して都議会議員が解約勝ち取った…みたいな記事もありましたが。

通常の販売と異なっていて根深いのは、「回線契約(2年縛り)」「機種代金の割賦」があることです。

ありうる対応としては、回線契約については2年縛りをなし、解約金の免除…というところでしょうか。

もちろん、今まで利用した分は利用してるんだからお金を払ってもらう。

まぁ、これが落としどころとして十分なところだと思います。

問題は、手元に残る機種(データ通信用のルーター)です。

ルーターについては、すでに利用をしているから中古品になっています。

割賦支払いをしていたとして、残りの期間の割賦は払う必要があるのでしょうか??

実際手元にわたって利用をしている以上、この割賦代金の支払い拒否は困難だと思われます。

しかし、現実としてもともと高速通信ができると思って購入しているのに、それができないとわかって解約、使えない機種だけが手元に残る…

決して幸せな形ではありません。

…ちなみに、これって総務省がケータイの購入時にクーリングオフ制度を導入すべき、としたときにも同じ問題が起こります。

回線の解約は購入後14日間は自由にできます、としたうえで、機種代金の補償はなし。

そうすると、ドコモのXperiaZ4の場合だと、9万円以上の債務は手元に残るわけですね。。

回線のことだけを議論しても仕方がないでしょう、というのが、冷静に具体例とセットで考えたら理解できるかと思います。

インフラと資本主義

資本主義の原理にのっとって考えると、不誠実な企業は淘汰されるはずです。

サービスが悪ければ、他社に勝機があるはずなので。

例えば、ずっと同じシャンプーを使っていても、メーカーに対して嫌なことがあったりしたら、すぐに次からは別メーカーのシャンプーに切り替えますよね。

それを乱すのが、規制産業であったり、不自然な契約ですね。

規制産業…インフラというのが一番困難。

たとえば、どんなに嫌なことがあっても電力会社を乗り換えられない、とかですね。

ケータイ業界もほぼインフラですが、何社か選択肢はあります。

しかし、用意されているのが不自然な契約。

2年縛りって、なぜあたかも当然のようにまかり通っているのでしょうかね。

逃げ場のない、ほかに選択肢のない業界であればあるほど、それが企業有利、非対称になっていないかをきちんと審査があるべきかと思いますが。

中途半端な規制緩和は、隙を作るばかりかと。