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スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

ソフトバンクが格安スマホ(MVNO)の子会社スタート

ソフトバンクが安くなるという話…ではありません(笑)。今までドコモ回線貸出の独壇場になっていたMVNO事業に、auに続きソフトバンクも自社参入する、ということです。

おそらく、ドコモ系のMVNOとは別路線で、普段は見えないところに組み込まれていくのではないかな…?という予想です。

  • MVNOの仕組みをおさらい
  • ドコモは自社でMVNO提供しているわけではない
  • 自社でMVNOをやるKDDIとソフトバンクの危機感
  • IoTとソフトバンク

MVNOの仕組みをおさらい

MVNOは、ドコモ等の整備した回線を借り受けて、それを販売するというビジネス構造です。

なので、OCNモバイルONEだったりみおふぉんは、自社で通信のための基地局を整備するわけではなく、ドコモが整備した基地局に間借りをしています。

以下の図のような感じですね。

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DMMモバイルがみおふぉんの中に組み込まれるような図になっていますが、ミスではありません。

みおふぉんは、ドコモから借り受けた回線をさらに他の会社(DMM)に貸し出すというビジネスをやっています。

今回のソフトバンクは、このみおふぉんのような立ち位置の会社を作った、というのが事実です。

ドコモは自社でMVNO提供しているわけではない

ドコモは、自社で基地局をもっています。そして、自社サービスは自社サービスとして提供しています。

つまり、ドコモが動かなくても、MVNO(格安スマホ)事業をやりたい会社が、回線を貸してくれ!とたくさん来るからOKという話です。

それに対して、KDDIやソフトバンクはそうでもありません。現状、MVNOがドコモ系ばかりというのを見れば明らかですね。そのため、MVNOやるなら支援しますよ!なんなら自分でもやりますよ!という会社を作ったのがKDDIとソフトバンクです。

自社でMVNOをやるKDDIとソフトバンクの危機感

KDDIの田中社長は、「MVNOがドコモばかりなのは健全ではない」と宣言して、自社のMVNOに参入しました。この発言も苦渋の決断だったかと思われます。

というのも、MVNOはゼロからやれば儲かりますが、KDDIのような通信キャリアにとっては、収入が下がる要因となるものだからです。もともとKDDI(au)を利用して6,000円くらい払っていた人が、KDDI系のMVNO使って1,000円くらいになったら、減収ですよね。

それでも、他社にとられるよりはいい、という判断なのでしょう…遅まきながら、ソフトバンクもこの判断を下したのだと考えられます。

IoTとソフトバンク

ただし、ソフトバンクもそのまま減収にはしてこないのだろうな、と思います。

一応の格安路線としては、認知のないMVNOをそのまま使うというよりは他社と違った料金体系のワイモバイルを抱えているわけですから。

そうすると、契約をどうやって伸ばしていくか…という議論になります。

おそらくは、IoT時代を見据え、いろいろなデバイスに仕込まれる通信モジュールの販売を増やしていくのが目的なのでは…ということですね。ロボットだと、Pepperくんも通信しますが、そのためにソフトバンクの通信網を使うはずなので、そのあたりに食い込んでいきたいのでしょう。

結論として、今回のソフトバンクMVNO参入が、私たちの毎月のスマホ通信量を目に見えて下げることはありません。

ただ、少し先に、意識せずにソフトバンクの回線を使っている…そんな未来があるのではないでしょうか。 

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