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スマホ料金の大きな誤解:ドコモ等ケータイ3社は横並びじゃなくなった件

スマホ・ケータイの料金。毎月いくら支払っていますか?

ドコモ、au、ソフトバンク…主要三社で横並びの料金だから高止まりしているんだ!と言われたのは、ある意味で過去の話です。今は、3社の料金は横並びではありません。ケータイ業界の現状について、誤解していませんか。スマホの普及に伴ってどんどん料金変更もしているので、昔の常識が当てはまらなくなってきています。料金見直しに役立つスマホ業界の3つの誤解と現状、ご説明します。

  • 誤解①:ケータイ3社の料金は横並びじゃないの?
  • 誤解②:ソフトバンクが一番安いんでしょ?
  • 誤解③:ドコモ、au、ソフトバンクしかないんでしょ?

誤解①:ケータイ3社の料金は横並びじゃないの?

まずは、5年前くらいのこの誤解について。ケータイ3社の料金は、もう横並びじゃなくなりました。理由の一つが、ドコモが導入した通話定額、カケホーダイです。

カケホーダイ&パケあえるの導入により、ドコモでスマホを利用するならカケホーダイが利用必須となりました。今から新しくドコモにする方はもちろんですし、今までのドコモユーザーも機種変更をするなら実質的にカケホーダイ必須です。これによって、料金が跳ね上がります。auとソフトバンクも追従しましたが、両方選べるようにしているので比較的良心的ですね。

各社の料金プランを表にまとめてみます。また、ソフトバンクグループとしての存在ですが、元ウィルコムの現ワイモバイルも仲間入りの4社で掲載しておきます。

 通話データ通信料月額料金(税別)
ドコモ カケホーダイ 2GB 6,500円
ドコモ カケホーダイ 5GB 8,000円
au 無料通話なし 7GB 6,934円
ソフトバンク 無料通話なし 7GB 6,934円
ワイモバイル

10分までの通話無料

1GB 2,980円

表を見ていただけると、データ通信を抜きにすると、ドコモが意外と安く見えますね。ただし、これはデータ通信をおさえた場合。他の2社に合わせたデータ通信にしようとすると、一気に料金が跳ね上がります。

これからは、WEBサービスでもAWAやappleMusicのように、データ通信をたくさんするサービスが出てきたり、クラウドサービスをたくさん使う時代になってくるかと思われます。それに対して、きれいに値上げ戦略を仕掛けてきたのがドコモですね。

対して、ライトユーザーの選択肢として考えられるのは、ワイモバイルが輝いて見えます。ソフトバンクグループなのですが、廉価ラインを作ってきています。

このように、今までの横並びだったところから、ドコモがカケホーダイで値上げ路線を作ったこと、ソフトバンクがワイモバイルを利用して値下げ路線を作ったことが見られます。

誤解②:ソフトバンクが一番安いんでしょ?

ホワイトプランの導入、徹底値下げ宣言、twitterで孫さんがつぶやく「やりましょう」…ソフトバンクが最安のイメージづくりをやりました。ホワイトプランだと、もう8年くらい前になるのでしょうか。

しかし、上の表を見ていただけるとわかるように、ソフトバンクはもう決して安い存在ではありません。さらに言うと、今後も安い価格での勝負は仕掛けてこないと思われます。

ソフトバンクにおいて、モバイル事業…ケータイの通信事業は、ほんの一部です。しかし、孫さんはこのモバイル事業のことを「回収段階にきた」と決算で宣言しています。国内のモバイル事業では淡々と金を稼ぎ、他の事業に投資をして大きく育てる。そう考えると、やすやすと値下げをするわけにはいきません。キャッシュバック等も抑えて、現状維持で稼ぎ続けるでしょう。

そして、安値がいい!というユーザーを取り込むために用意したのがワイモバイルです。料金的にも、ライトユーザーに向けて各社の半額程度から用意されています。さらに、先日発表されたのがワイモバイルの「AQUOS CRYSTAL Y」という機種。ソフトバンクが半年前に発売した機種の名前を変えて再販です。これにより、在庫処分をソフトバンクでやらずに、ワイモバイルに流すことができるようになりました。機種代も、極端な値下げをソフトバンクではやらずにすむ…ということです。

結論として、ソフトバンクが安かったのは過去の話。いまのソフトバンクは値下げを考えていない…ということ。

参考:AQUOS CRYSTAL Yがワイモバイルから発売:ソフトバンクとのグループシナジー 

誤解③ドコモ、au、ソフトバンクしかないんでしょ?

最後の誤解は、「ケータイ3社」という言い方についてです。上記のように、ワイモバイルという選択肢も出てきました…ただ、これはあくまでもソフトバンクグループ内での格安、という位置づけ。ユニクロとGUのような関係でとらえていただければいいかと思います。

ドコモやソフトバンクに比べると安くなるワイモバイルですが、実際はもっと安価にスマホを利用できる方法があります。それが、格安SIMとも呼ばれるMVNOの利用です。

MVNOとは、主にドコモの通信回線を借り受けて、スマホのサービスを提供している会社。ドコモショップ等の店舗をもたず、サポートもほとんどない代わりに格安で利用することができます。たとえば、通話をせずにデータ通信専用で使った場合の料金例はこんな感じです。

 データ通信量料金
OCNモバイルONE 110MB/日 900円
DMMモバイル 1GB/月 630円
NifMO 3GB/月 900円

ケタがひとつ変わってくるのが分かるかな、と思います。特にDMMモバイルは最安値宣言をしていますからね…。通話もそこそこするのならワイモバイルでもいいのですが、データ通信だけで考えると、同じ1GBでもぜんぜん違います。

ちなみに、MVNOについて3社を上で取り上げましたが、実際には10社以上あり、どんどん数は増えてきています。しかし、実際は回線の速度も違うので、要注意。比較的シェアの多い会社で特徴的なものを選ぶのがいいかな、と思います。

  • OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが運営という安心感。
  • DMMモバイルは、最安値宣言で他社の値下げに徹底追従。
  • NifMoは、サービス利用でポイント貯まったりで実質負担が安い。

スマホ料金のことを考えると、今まで通りの主要3社だけじゃない選択肢もあること、ちょっと頭に入れておいてください。以下に詳しいガイド記事を書いていますので、あわせてどうぞ。 

ケータイ料金についてこちらの記事もどうぞ