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ドコモの協創は茨の道:名刺管理のSANSANを法人販売

ドコモは中期戦略として、「+d」を掲げ、他の法人と組んで協創を進めていく、ということを発表しました。戦略発表時には、具体的にどんな企業と組むのか…というのは明示されませんでしたが、最近になって徐々に組み合わせの企業が発表されています。その一つが、クラウド名刺管理サービスを提供するSANSAN株式会社です。

目次

  1. クラウド名刺管理のSANSANとは
  2. ドコモとSANSANが協力する内容
  3. SANSANに圧倒的有利な契約?
  4. ドコモが探る協創という茨の道

クラウド名刺管理のSANSANとは

クラウド名刺管理のSANSANとはどういうサービスなのでしょうか?まず、法人向けと個人向けの2種類があります。

個人向けサービス:eight

個人向けは、名刺のクラウド管理というシンプルなものです。名刺を写真にとって送ると、自動でアプリ内に保存。メールを送るときに、間違いがないかドキドキしながら手打ちで打ち込む手間がなくなります。

また、自分のプロフィールも登録できるので、相手もeightを使っていると、部署や連絡先が変わった時に自動で更新されます。

私も実際に利用していますが(無料プラン)、オフィスの移転が合ったとき等に重宝しますね。

法人向けサービス:SANSAN

法人向けは、お堅い経済産業省が導入したことでも一時期話題になりました。

有料ですがかなり機能が追加されます。

名刺スキャンはもちろんのこと、スキャンした名刺を社内で共有し、誰と誰がつながっているかのネットワークを丸裸にします。

また、イベントで大量に名刺交換したような場合に、一元管理して見込み顧客と扱い、一斉にメール送信したりができるようになるとか。今まで手動でアナログにやっていたことを、大規模に効率化するわけですね。

ドコモとSANSANが協力する内容

ドコモの法人営業担当が、内線電話と合わせてSANSANを販売する、というのが今回の内容。個人向けのスマホでも、購入したらドコモのサービスがどっちゃりと入っていますが、これを法人向けでもやるわけですね。

セキュリティで有名な、富士通のスマホに、SANSANのサービスが最初から入っているものをパッケージで販売されるのです。

SANSANに圧倒的有利な契約?

SANSANはサービスをのせるだけ、ドコモは営業担当が足で稼ぐ。

…これって、もちろん販売の手数料をドコモに支払うんでしょうけど、SANSANにとって圧倒的に有利な契約ではないでしょうか?経産省が導入したとはいえ、まだまだベンチャーで話を聞いてくれる企業は多くないと思います。また、営業担当の社員数を抱えるのも至難でしょう。

そこを、ドコモが解決してくれます。NTTグループの信頼感と、今まで導入してきた企業実績があるわけですから、営業もたやすいことでしょう。

ドコモが探る協創という茨の道

ドコモにとって、他社と組むのはうまく選ばないと茨の道です。いいように使われて終わり…というのが見えますね。

もちろん、ドコモにしかない信頼感はあるし、売れると思うのですが、販売商品にトラブルがあったら、矛先に上がるのはドコモです。ドコモが大丈夫だといって売ったのですから。

しかし、毎月の利用料金があがってくるのは、SANSANのような提携先の会社です。ひと契約いくらの手数料は入るとしても、一瞬の利益です。毎月お金がはいってくるドコモのビジネスモデルとは違うもの。

協創という発想はいいと思うのですが、やり方を間違えると一気に沈みそうですね。。 

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