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目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

LINEアプリと引き算の美学と100徳ナイフ

LINEのアプリがアップデートされるごとに、どんどん新しい機能・UIが追加されていきます。どんどん改善の活動をしていてすごいなぁ、と思う一方で、そろそろゴチャゴチャしすぎていて直感的な理解の域を超え始めたぞ、という印象を受けました。

LINEアップデートで最近気になったこと

iPhoneとandroidで若干の設計が違うのですが…最近のアップデートで、連続で気になるものが増えたのでちょっと考えました。気になったのは主に3つですね。iPhoneについて述べます。

  1. スタンプ購入/検索
  2. スタンプ利用
  3. トークのサムネイル表示

スタンプ購入/検索のUX:タブが多すぎる

ジャンルが乱立したからだと思われますが、一つの画面で解決しようとしすぎている印象。

まずは画面の最上部、HOME、RANK、NEW、EVENT、CATEGORYと5つあります。
そしてそれを開くと、公式とクリエイターズにわかれる、という。検索結果も公式とクリエイターズがタブが分かれるので、なかなか見た目にややこしいデザインですね。

そして、HOMEでは人気スタンプ、新着スタンプが並んでいて、それぞれの項目を横スクロールで見ることができるのですが、正直動きが多すぎて動かしたくないところが動いてしまうこともあります。。

たとえば、画面上部の5つの切り替えも、上に指をおけば横スライドで切り替わります。しかし、画面下は別のスタンプが切り替わっていくので、どこが動くかを「論理的に」理解していくのが必要になります。

スタンプ利用:縦横のスクロールと誤タップ

アップデート後、左右スライドはスタンプ切り替え、スタンプ選びは上下スクロールになりました。直感的に思ったのが、誤タップ多くなりそうだな、と。スタンプのエリアをぐりぐり触って動かすので、意図しないスタンプを送りそうですね。

これも、非常に「論理的」な設計です。

  • 動くエリアはココとココ
  • ココを動かすにはソコを触る

といったことを、最初に覚える必要があります。

トークのサムネイル:文字が小さい

シンプルです。文字が小さくて見にくくなった…おそらく、ですが、既読スルーを気にするセグメント対策でしょうね。文字が小さい分、既読をつけなくても長文が読めるので…気にしない私はターゲット外な予感があります。

100徳ナイフは使いやすいのか

バンバン機能追加した製品が使いやすいのか、という疑問です。

セットで使えるもの、ありますよね。栓抜きと、ナイフが一緒になっている~とか。単機能よりも、複数つかえたほうが便利。あとは、缶切りもつけましょう。ワインオープナーもあると便利ですよね。それから…それから…どんどん機能追加していきました。

「100徳ナイフ」で検索してみてください。とてもつかえたもんじゃない!という画像がヒットするかと思います。

UI/UX設計と引き算の美学

アプリはアップデートでどんどん機能追加ができます。最初は費用的に最小限のことしかできなかったものが、ユーザー数も増えて収益もあがって、どんどん機能を追加したくなります。

人員・費用といった制約条件から解放されるので、欲望としてはあたりまえです。ですが、先ほどの100徳ナイフの事例と同様に、実際にそれがユーザーにとって「使いやすい」かどうかは全く別の話ですよね。

どんどん機能を追加することが、ユーザーの不便を解決するものではない。主要でない要素はどんどんそぎ落としていくべき…ユーザー体験をデザインするためには、引き算が求められます。 

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