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目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

auがスーパーカケホでドコモを仕留める一手を放った

iPhoneの発売で、どこのキャリアにするか??といった話がでていますが、実はauが大きな秘策を放っています。
その存在が、1,000円値引きのスーパーカケホ。
内容をみるとそんなに安くないじゃん、と肩透かしなのですが、これはドコモ・au・ソフトバンクの競争上は大きな意味を持っています。
ドコモをしとめる銀の弾丸です。

auのスーパーカケホとは?

auは、今まで2つのプランを併用していました。

  • 2,700円のカケホーダイと、3GB定額の4,200円~というプラン。
  • 934円の音声通話と、7GB定額5,700円~というプラン。

両方とも7,000円弱、カケホーダイはドコモに追従して作ったプランです。

今回新しく導入するのが、その間に位置するもの。

  • 1,700円のスーパーカケホと3GB定額4,200円~というプラン。

スーパーカケホの罠

ポイントになるのは、スーパーカケホはカケホーダイではないということ。
あくまでも、5分以内の通話が無料で、それ以降は30秒20円のワイモバイル方式となります。

しかし、ちょっと通話をするユーザーにとっては、ちょうどいいプランとも言えます。

ソフトバンクは同日に追従

このプラン、金曜の午後に発表されました。
同日中にソフトバンクは追従、1,700円の通話プランを設置。
対して、ドコモはいまだ沈黙です。
これ、沈黙にならざるを得ないわけがあります。

ドコモの背筋が凍る事態の理由

auの料金プラン、非常に考えられたものです。

  • auとソフトバンクは、増収効果がある。
  • ドコモは、減収効果がある。

完全に、ドコモを仕留めに行ったプランです。

ドコモ、カケホーダイでの増収シナリオ

使っている方は分かると思いますが、ドコモのカケホーダイは大半のユーザーにとって値上げです。
音声通話の収入が減ってきたので、音声を高止まりの2,700円定額にする。
データ通信は、AWA等のストリーミングサービスで増えることが想定されるので、従量制に戻す。

これによって、もとから通話が多かった人が切り替えたら減収になるが、値上げになる人もいるので将来的には増収する…というシナリオ。

これは、値上げになる人を「ポテンシャル層(値上げのポテンシャルがある)」と決算で呼んでいることからも明らかです。

ドコモがカケホーダイで増収できる理由

しかし、値上げになるのならカケホーダイにしなければいいのでは?

そうはいきません。ドコモは、機種変更時にはカケホーダイが強制になるように、既存のプランの受付を停止しました。

プランの維持はできますが、その場合は機種代の割引がなくなるので、それはそれで値上げです。

これによって、中長期的にはドコモは値上げ成功・増収増益のシナリオが描けたのです。

詳細はコチラ:ドコモの機種変更は要注意!カケホーダイ必須だよ

苦しんでいたauの逆襲

最初のカケホーダイはauはドコモに先手を許した形でした。
しかし、ドコモの様子をみていたauとソフトバンクは、明確に違う戦略で戦いました。

カケホーダイ必須のドコモに対して、既存の980円プランを維持したauとソフトバンク。
カケホーダイ2,700円を嫌った層のMNPの受け皿になっていたのではないでしょうか。
しかし、このままではじり貧です。そこでauが選んだのは、中間プラン「スーパーカケホ」の導入でした。

スーパーカケホの意味

スーパーカケホのすごいところは、2つあります。

1つは、プロモーション的にドコモより安いプランを用意した!ということを大々的に打ち出せること。

2つ目は、auは980円プランから移行を促進して、値上げが成功するというところです。

ドコモの背筋が凍るスーパーカケホ

ドコモはスーパーカケホをいれるのも地獄です。

もともと、980円のプランのユーザが2,700円に上がるから将来の増収を見込んでいたのに、1,700円プランを入れたら増収見込みが1,000円減ります。

さらに言うと、2,700円のプランに入ってた人が1,700円に戻れば、さらなる減収になります。

これは、ドコモ幹部の背筋を凍らす銀の弾丸ではないでしょうか。

ドコモの増収シナリオが崩れる

カケホーダイで先行して、いったん減収減益でも将来の増収を見据えたドコモ。
そこに対してMVNOがひっそりと影響も与えていましたが、やはり影響が大きいのは主要キャリアでしょう。
auもソフトバンクも用意しているスーパーカケホ。

ドコモも導入しないのかの圧力は消費者サイドからかかって当然です。
しかし、導入したら増収プランは達成できなくなる。

おそらく、導入するなら今の2,700円プランの人が気軽に移行できないプランを組むはずですが、だとしたらauはMNP優遇をここぞとばかりに仕掛けてくるでしょう。

これは、auスマートバリュー以来の会心のauマーケティング戦略だと思います。

週明けのドコモの対応が楽しみですね… 

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