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目で見て体験

スマホの世界や、これからの先進技術をご紹介。

ドコモがスーパーカケホを導入できない理由(9/16導入追記)

※9/16追記:ドコモも追従しましたので、追記。

他社に先駆けて、通話定額のカケホーダイを導入したドコモ。
対して、スーパーカケホを導入してきたauと、即時に対応したソフトバンク。
スーパーカケホに対して、ドコモは沈黙を守っています。
カケホーダイはできるけど、スーパーカケホはできない理由が、ドコモにはあります。

ドコモのカケホーダイとauのスーパーカケホ

音声通話だけを取り出してみましょう。
ドコモのカケホーダイは、国内通話24時間無料の完全定額で2,700円。
auのスーパーカケホは、5分以内の通話は無料で1,700円。

まるでauが1,000円安くなったかのように見えます。

総額はあまり変わらないauとドコモ

実は、auは値上げです。具体的に金額を見てみましょう。

  • ドコモ:6,500円/月
  • au:6,200円/月

1,000円じゃないの??と思えます。
裏にあるのは、データ定額の料金。
ドコモは、2GB(3,500円)が選べます。

対して、auのスーパーカケホは、3GB(4,200円)以上のプランが対象なので、差が700円ぶん縮まるのです。
表にまとめるとこんな感じ。 

 ドコモau
音声 2,700円 1,700円
データ 3,500円 4,200円
ISP 300円 300円
合計 6,500円 6,200円

さらに、使える量をまとめるとこんな感じになります。
通話するならドコモ、データ使うならauといった感じですね。

 ドコモau
音声 完全定額 5分以内無料
データ 2GB 3GB

ドコモが導入した、値下げにならないカケホーダイライトプラン(9/16追記)

と言いながら、ドコモも1,700円のプランを9/25から導入すると発表しました。
しかし、きちんと値上げをする内容になっています。

カケホーダイにするなら、6,500円から。
ライトにするなら、7,000円から。

なんと、きちんと値上げになっています。

値上げのカラクリ:データ通信が5GBから

なぜ値上げになるのか?その秘密は、選べるデータ通信の量にあります。
通常のカケホーダイ&パケあえるプランであれば、データ通信は2GBを選べるのですが、今回のライトプランは2GBのプランは対象外です。
そのため、ひとつ上のプランを選ばなければならず、結果的には料金が上がるという不思議な構成になるのです。

表にまとめてみました。

 カケホーダイカケホーダイライト
音声 2,700円 1,700円
データ通信 3,500円
(2GB)
5,000円
(5GB)
spモード 300円 300円
合計 6,500円 7,000円

 

ドコモがスーパーカケホを導入できない理由 

結論から言うと、ドコモはスーパーカケホを導入できないと思います。

⇒9/16追記:上記のように「値上げ」になる制限付きで導入しました。
なぜなら、スーパーカケホが値上げとして機能するauと対照的に、ドコモは値引きになり、減収見込みしか立たないからです。

ドコモが減収になる理由:カケホーダイ必須だよ

9,000億円の利益が見えていたドコモが、6,000億円台まで営業利益を落としたことは記憶に新しいかと思います。

これは、カケホーダイを導入して、たくさん通話をしていた層が値下げになったから。

ドコモの目論見としては、ここから増益に持ってくるはずでした。
理由としては、全員にカケホーダイを強制するから。

今まで通話をせず、980円ですんでいた人たちにも2,700円を強制するわけですから、そりゃあ売り上げも上がります。
現に、2016年3月期の第一四半期は、増収増益で終わりました。そろそろ値上げになる人が増えてきた表れです。

しかし、全員がカケホーダイになる前提で利益計画を考えている以上、スーパーカケホを導入するわけにはいきませんよね。

その分、2,700円から1,700円に下がるわけですから…

進むのも止まるのも地獄なドコモ

スーパーカケホを導入したら、減収です。

導入しなければ、通話しない、ドコモとして値上げできたはずの層がauに流れていきます。特に、iPhone6Sに合わせてガンガン値引きを仕掛けているauですね。
どっちに転んでも地獄。

とはいえ、解約の増加はまだ確定ではないですから…

目に見えての減収がない形で抑えようとして、スーパーカケホは当分導入できないのがドコモではないでしょうかね。

実際には、auだったりMVNOに流れるってのもありそうですが。
個人的にはドコモのインフラを信頼しているので、ガラケー980円をドコモでもって、データ通信はMVNOで十分じゃないかなーなんて思っています。

それにしても、auは本当にドコモ殺しのプランを仕込んできたなぁ…と、つくづく感心します。

ユーザーの選択肢としてのMVNO

ここまでくると、どちらを選ぶのも微妙になってきますね。
各社で選べるプランをまとめると、MVNOの価格が際立ってきます。

 ドコモauDMMモバイル
音声 1,700円 1,700円 650円
(20円/30秒)
データ通信 5,000円
(5GB)
4,200円
(3GB)
850円
(3GB)
ISP 300円 300円 0円
合計 7,000円 6,200円 1,500円

ドコモやauは、機種代の割引があるとはいえ、この差を埋めるものではありません。 

DMMモバイルが最安値なのでここに挙げました。
データ通信がもっと少なくてよければ、さらに下がります。

どんどん値上がりするスマホ料金に対しては、最初に多少難しくてもMVNOデビューで対策をしたほうがよさそうです。  

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