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auから始まる2年縛りじゃないプランは誰が得するか?無意味なプラン

非常に頻繁に問題になるのが、ドコモ、au、ソフトバンク共通の、いわゆる「2年縛り」と呼ばれるプラン。
2年のうち1か月しか解約タイミングがない(約1万円の違約金をとられる)ことから、2年縛りという呼び名で定着しています。
さらに落とし穴があるのは、「2年以上」の利用ではなくて、「2年に1回」しか解約タイミングが訪れないということ。
ここに誤解がよく生じていますね。
2年縛りについては、こちらにまとめておりますのでご参考に。

さて、最近ではauから2年縛りの廃止プランが提示されてニュースになりましたが、果たして本当にユーザーにメリットがあるプランなのでしょうか。
改めて考えてみます。

auが出した2年縛りではないプラン

ここから本題です。
auが出したプランとはどのような答えなのでしょうか?

  • 2年以上の契約は前提
  • 2年目以降はいつでも解約OK
  • ただし、月額基本料金は300円高い

やっぱり一筋縄ではいかないですね。

ポイントになるのは、「2年間は利用が前提」ということと、「月額料金の高さ」という2つの要素です。

2年間+300円で利用するとなると、24か月×300円で7,200円。

ここからはいつでも解約できるとはいえ、逆に解約しなければ2年8か月目以降からは解約金払った方が安くなるレベルでどんどん料金を払い続けなければなりません。

うまく考えてあるというか、結局のところ2年使い続けたらもう解約しなくない?という料金設定なのではないかなぁ、と…。

2年使うと考えると、7,200円は余計に払うわけなので、2,000円程度しか変わらないですしね…しかも、そこからすぐにやめない限りは高くなる、という悪魔的なプラン。

ソフトバンクが追従した極悪な2年縛りなしプランとは

ちなみに、ソフトバンクが追従したプランについては、3年目以降は解約金がかからない上に料金はauと同じく月額300円追加という、絶対に高くなるプランになっています。

完全に、解約金がかからないプランを導入しましたよ~、というポーズをとるためだけのハリボテプランですね。
解約する予定があったとしても、このプランを選ぶと確実に高くなるという、本当にトラップとしか言いようのないプランです。
さらに言うと、もしこれをこっそり店頭販促するようなことがあったら…何も知らない中高年層がアッサリとだまされるような、極悪な世界が起きそうな気がしています。

なんのための2年縛り?

もともと、基本料金が契約期間が長くなればなるほど割引されていく、という段階的な設定=長期契約者優遇のいいプランでしたよね。
それを、2年縛りの契約にすることでいきなり半額、誰でもOKというような割引をスタートしたあたりからおかしくなったのではないでしょうか。

基本的にほぼ全員が入ることを前提にして、その他の仕組みも組まれているので、二重価格というかもとの価格設定がおかしいのではないか、と。

それでなければ、1兆円近い利益を3社ともに出し続けるなんてできない計算ですよね…

完全に形骸化して、価格設定がおかしくなっていることを感じます。

そもそものケータイ料金設定とは

インフラ業の場合の合理的な価格設定とはなんなのでしょうか。
3社の決算を見ていると、インフラ業にもかかわらず増益のために設備投資を下げるとか、あまりユーザー目線はおろかインフラとしてのあるべき姿を見失っているようにも感じます。

また、MVNO(格安スマホ)に回線貸出はしている限り、MVNOは利益をとれる価格設定なのでしょうから、その料金差分をみても、もっと責任感をもって設備投資、インフラの拡大はしていただきたいものですね。

それを料金に反映するのなら、まったく問題ないとは個人的に思うのですが。
何とも、利益志向というか…ユーザー不在な感覚は昨今の料金関連のニュースを見ながら感じるところであります。