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ドコモ増収増益、総務省値上げ指導の賜物への雑感:決算(2016年3月期)

連休前日の4/28に、ドコモの2016年3月期決算が出ておりました。

増収増益で景気のいい数字ですね。

営業利益は7,830億円。

その前の数字が6,391億円でしたから、実に1,500億円もの増益(収入ではなく利益!)となります。

ドコモ7,830億円の利益の秘密

大きく分けると、2つですね。

  • 通信料金(月額の基本料金とか)
  • サービス料金

ケータイの会社、インフラの会社という意味では前者の通信料金が主な部門となります。

当然、基地局の設置などのコストもかかるのですが、設備ができてしまったら毎月自動的に通信料金が入ってくるので、嬉しい収入です。

特に、カケホーダイ&パケあえるの料金プランを導入して以降は、通話しないユーザーにむけても2,700円の定額料金を取るようになったので、バッチリ値上げが機能しているといえるでしょう。。

現に、決算資料でも音声・パケットの利用料金共に「回復基調」という様相を呈しています。

余談ながら、カケホーダイにいくことで値上げとなる層を、前の決算では「ポテンシャル層」というかなーり小ばかにしたような表現をされていましたが、今回の決算ではそれが消えている模様ですね。

さすがに批判が多かったのでしょうか。。

ドコモの利益を牽引するスマートライフとは?

もうひとつ注目したいのは、ドコモがいう「スマートライフ」の領域ですね。

これが332億円の営業利益から、782億円まで伸びています。

これが後者のサービス収入です。

ドコモがインフラからサービスの企業への生まれ変わりをするような、素晴らしい魅力のある転換…なのですが、ひとつユーザー目線という観点では落とし穴があります。

機種変更するときによくある、「これだけのサービス加入をしてもらえれば割引します」というやつですね。

3か月したら解約してもいいよ、月額300円だよ~×10個、とかなのですが、これを解約し忘れて毎月支払いをする、というのが残念なビジネスモデルですね。

dと名の付くサービス(dTV,dアニメストア,dグルメ…どんどん拡大)がたくさんあるので、これをたくさん契約してもらって(利用しているとは言っていない)収益を挙げています。

iPhoneとカケホーダイの影響とは

さてさて、あとはみんな扱っているiPhoneに影響はあったのでしょうか?

ポジティブさはないけれど、ネガティブさを一掃した、というのがポイントではないでしょうか。

言ってみれば、iPhoneがほしいからauやソフトバンクにいこう、という積極的な解約理由をなくしたところですよね。。

カケホーダイが必須になるのが個人的にはネックなのですが、ここのところはあまり影響していないのが不思議なところです。

ドコモの決算雑感と総務省のご指導

大幅な増益になるだろうなーとは思っていました。

機種代金を0円にすることに対して総務省からおしかりが入るようなご時世なので、結局は3キャリアの競争がなくなって、その分が浮くのだろうなーと。

かなり浮いたんじゃないか、というのが正直なところですね。

インフラ事業で、しかも価格にも総務省から指摘が入るような事業でこれだけの利益が残るってかなり不思議なところではありますなぁ。

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