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ソフトバンクの決算発表は5/10予定:統計の魔術

ケータイ3キャリアの決算発表ですね。

例年の並びなのですが、ドコモが真っ先に決算発表を行い、次いでau(KDDI)、そしてソフトバンクという順番です。

順番についてはとやかく言うことではないのでしょうが、特にドコモを追い落とすのが至上命題だったような時期には、ソフトバンクの資料の構成をみて、割と眉をひそめる事態が多くありました。

ソフトバンク決算の特徴

ソフトバンクの決算説明会は、プレゼンテーション・ショーのようにとらえればいいかな、と思います。

孫正義氏が自分の言葉で語っている(少なくとも、そのように見える)のも大きなポイント。

プレゼンテーションは、資料が脇役、話す言葉が主役。

そのため、ほとんどのグラフにスケールもありません。

なんとなく伸びているんだな、なんかトップなんだな…

そんな印象を視覚的に与えるよう創られた資料。

そして、それを言葉の力で補完していく、というスタイルです。

ソフトバンクの決算プレゼンテーションだけを聞いていると、まるで日本国内シェアトップ企業なのではないかという気持ちにさえなります。

ドコモとauをどのように比較するか

統計、グラフは嘘をつきます。

強い言い方ですが、これが真実です。

なぜなら、確からしい数字であっても、期間であったり対象者を限定することで異なる結果を作ることができるからです。

ソフトバンクは、この指標の作り方にたけている印象があります。

「つながる」エリアに関しても、ドコモやauと違う方式で計算したり、接続率という独自の指標を持ち出して、これでつながりやすさナンバーワンだね、ということを平然と述べてみたり。

プレゼンのやり方と併せて、大いに印象操作することに長けた、ある意味ではプレゼンの「お手本」のようなやり方ですね。

最近のソフトバンク決算

古くは純増数ナンバーワン、接続率ナンバーワン…などという点で競ってきました。

しかし、純増の指標も(ソフトバンクが1位でなくなった時期から)使うことをやめ、いまは投資実績の方に話が向いています。

そうですよね、自分が1位に見えない指標で、「今回は2位でしたが頑張ります」などと言っても全く元気が出ないわけで。

それよりは、もっと大きく見えることで、例えば海外投資の実績(アリババが大当たりしたよ)なんかを喧伝して、もっとグローバルな戦いをしてるように見せたほうがよっぽどいいですよね。

5/10には2016年3月期の決算が出ます。
国内に特化していえば、ドコモと同様に大幅増収増益でしょう。

さて、あとのところをどう見せるかが楽しみです。

ぜひ、決算を見る場合には、上記の数字・統計のトリックにひっかからないように、どこにあるかを検証しながら見ていただけると楽しいのではないでしょうか。 

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